海外観光客受け入れからもうすぐ1ヶ月の月日が経とうとしている台湾。中国人学生の受け入れを検討し始めるなど、徐々にコロナ前の状況に戻りつつある。日本から台湾へ向かう人も徐々に増え、コロナ禍に休刊を余儀なくされていた旅行ガイドブックも続々と再発行しているようだ。
今回は日本人に人気の店がこの2年間どのように過ごしてきたか、観光客受け入れ後の変化などをレポートしてみようと思う。
色とりどりのフルーツが描かれた看板
日本人観光客からの絶大な人気を誇りガイドブックの常連とも言われ、こちらのブログでも登場回数の多いフルーツパーラー「陳記 百果園(チェンジー バイグォユェン)」にインタビューしてみた。
2年以上にわたり海外からの観光客受け入れを停止していた台湾。観光客ゼロの状況は旅行会社やホテル、飲食店に多大なる打撃を与えてきた。百果園も大変な思いをした店のひとつである。「この2年以上、コロナに直面しどうすることもできず、店の売り上げにも多大なる影響が出ました。台湾で店舗経営をする人全てが大変な思いをしてきたと思います。」と店主もこの2年を振り返っていた。
海外旅行客の受け入れが始まったとしても、まだコロナ前の状況には完全に戻れていないというのが現状だ。店主曰く日本人観光客はまだコロナ前のように多くは見られていないとのこと。歴史的な円安の影響もあるのではないかと言われている。
もうひとつの問題が航空券の高騰だ。コロナ前は格安のチケットが簡単に手に入っていたが、燃油サーチャージャーの値上がりもあり、台湾旅行が手軽なものではなくなってしまったようだ。
日本人観光客が全く来なくなってしまった大変な状況の中、どのように過ごしてきたのか聞いてみた。
「当店は30年以上続けている高級フルーツ店です、コロナで大変な間台湾人のお得意様がミーティングや集まりがあるたびに当店のフルーツを思い出してくださり、オーダーして下さいました。またフルーツギフトの注文などもあり大変な中も経営を続けることができました。」
百果園のフルーツは台北のセレブ達の間でも定評がある為、地元の得意先に支えられてこの2年間を乗り越えることができたようだ。スタッフもコロナ前と同じメンバーを維持し経営を続けている。
台湾の極上フルーツは店内でも食べることができる
新しいメニュー開発にも力を入れていたようで、フレッシュフルーツを使用した人気のジェラート以外にも、ミルクを加えたクリーミーなタイプも開発したとのこと。コロナ終息後に来る日本人観光客に味わってほしいという努力の結晶だ。
百果園からのメッセージ
台湾旅行ができるようになったらぜひお店にいらして下さい。
日本の皆さんを大歓迎します!皆さんが台湾の美味しいフルーツを
百果園で思う存分楽しんでいただけますように!
台湾の太陽をたっぷり浴びた贅沢フルーツのデザートはどれも絶品
次なる台湾旅行にぜひ行ってみたい店だ
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