いよいよ9月に入り、中秋節まで約1週間となった。香港各地ではささやかながらもランタンをともしたりディスプレイをしたりと、中秋節の準備が進められており、今日はその様子をお伝えしてゆきたい。
まずは新界のベットタウン、沙田区にある沙田公園の様子。公園一帯にはウサギをモチーフとした飾りつけが進められており、それぞれのディスプレイが淡く優しい光を放っていた。こちらは大きな月とその周りを囲む色とりどりのウサギの様子。
香港最大級の寺、黄大仙寺院。境内にはカラフルなランタンが飾られ、現在は中秋節に向けたディスプレイが急ピッチで進められていた。今年も中秋節の連休期間のみ夜の特別な境内開放が行われ、境内中に飾られれた無数のランタンディスプレイを楽しめるようである。
こちらはチムシャツイの海沿いにある時計台。例年この時計台前の小さな噴水前にランタンが飾られている。今年のランタンんはウサギと地球。地球を抱きしめあうウサギの回りを、ハグをしたハート形の灯りが取り巻くように置かれている。シンプルではあるが、水に反射した灯りが美しい。
お馴染み、湾仔エリアの利東街のショッピングストリートは赤を基本に、大小様々なランタンが吊るされている。
何度見ても溜息が出るような美しさである。
そして街中の文具店、仏具店の軒先には多くのランタンが吊るされており、買い物客は足を止めて品定めをしている。
この時期ならではの光景である。
今年は残念ながら中秋節の一大イベントの一つ、火龍の舞が取り消しになった。これで数年続けたの取り消しとなった。来年こそはすべてのイベントが通常通り、盛大に執り行われるようになる事を祈っている。
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