コロナ渦により、日本の各業界が大きな影響を受けています。
日本映画製作者連盟(映連)が1月27日に発表した【2020年の全国映画概況】によりますと、年間興業収入は1432億8500万円で、2000年の興行収入発表以降、最低の数字となっていることがわかりました。
ちなみに同じ影響を受けている中国の映画市場は、2020年の興業収入が約3264億円(204億元)、2019年の約1兆円(641億元)より70%ダウンです。
2021年に入り、春節の中国映画市場は上昇傾向を示しています。全国映画チケット総合情報管理システムの統計によりますと、2月17日17時まで、2021年の春節期間の映画興収入は約1208億円(75.44億元)に達し、2019年の約945億円(59.05億元)に続き、春節期の全国映画興行収入を再び更新しました。
では、春節期間で最も人気の映画作品を紹介します!!
①你好,李煥英 (上映中)
(出典:《你好李焕英》公式Weibo)
中国の有名なお笑い芸人の賈玲(ジア リン)が初めて監督した映画です。
2021年2月12日に上映が開始され、口コミが広がり人気爆発!
映画は賈玲さんの亡くなった母親をモデルにした実話で、彼女自身が演じる同名のコントを映画化したものです。大学に入学したばかりの頃、母親が亡くなりました。彼女は80年代にタイムスリップして、若い時代の母・李煥英と出会い、まるで親友のように母親の恋を応援し、二人の笑いと涙たっぷりに描写しています。
3月10日まで、この映画の興行収入は約824億円(51.5億元)に達し、世界興行収入ランキング99位の「デッドプール」を超え、正式に世界興行収入ランキング100位にランクインしました。
②唐人街探案3(上映中)
(出典:《唐人街探案3》公式Weibo)
日本語タイトルは「僕はチャイナタウンの名探偵」で、すでに第1作と第2作が公開された人気シリーズ映画です。元々2020年の春節に公開予定でしたが、コロナウイルスの影響で、2021年2月12日に上映を延期されました。
第3作は東京を舞台にし、王宝強(ワン・バオチャン)が演じた唐仁と劉昊然(リュウ・ハオラン)が演じた秦風の探偵コンビが、事件を解決していくことが描かれています。
舞台が東京になっているので、妻夫木聡、長澤まさみ、染谷将太、鈴木保奈美、浅野忠信、三浦友和などの有名俳優も出演しています。
3月12日まで、この映画の興行収入は約711億円(44.46億元)に達しました。
日本で撮影されて、日本人俳優も多数出演している映画なので、日本でも早く公開してほしいですね。
③刺殺小説家(上映中)
(出典:《刺殺小説家》公式Weibo)
2021年2月12日に上映。
この映画は二つの世界がある事件をきっかけに交わってゆく様子を描いたSF作品です。行方不明になった娘を探すため父親は小説家暗殺の任務を引き受け、そして小説家が執筆した少年の復讐を描いたファンタジー小説は現実世界に影響を与えています。二つのパラレルワールドが交わる時、ついに異世界の秘密が明かされます。
本作は中国で最も影響力がある女優・楊冪(ヤン・ミー)が出演し、目新しいストーリーの設定で話題となっています。
3月14日まで、この映画の興行収入は約160億円(10億元)を超え、中国映画史上で第83作目の興行収入10億元の映画作品となりました。(フライメディア・ウ)
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