私は来日7年目の中国人です。中国の大学で4年間日本語を勉強しましたが、留学や旅行ですら日本に来た経験がなく、仕事で来たのが初めてでした。振り返ってみると、日本での生活に慣れるまでに数か月の時間がかかり、すぐに慣れたとは言えませんでした。
私は日本での生活が大好きです。きれいな街、万能のコンビニ、秩序満点の電車、超便利な自動販売機、神スピードの配達、周到なサービス…
6年過ぎた今でも日本の生活を楽しんでいますが、やはり生活の中でここは中国とは違うなぁと個人的に気づいたところをいくつか話していきたいと思います。
■レストランが提供してくれるのは冷やしている水(飲み物)?
中国人は季節を問わず、お湯を飲む人が多く、温かいものは胃腸に対して良く、健康的なイメージが強いからです。また、レストランでビールを注文したら、よく店員に「常温のほうですか?それとも冷やしているほうですか?」と聞かれており、特に言わない場合、常温のほうだと認識されるのが普通です。
そのため、初めて日本のレストランでランチをする時、非常に意外でした。まだ寒い時期なのに、店員さんが持ってきたのはお湯ではなく、氷が入っている水・・・これは日本人が中国のレストランで生ビールを頼んだら、常温のものが提供される気持ちと同じだろう!
今は事前に店員さんに言っておけば、お湯も提供してくれることが分かりましたが、当時は本当に中国と日本の生活習慣の差に驚きました。
■銀行は土日休み? ATMも営業時間がある?キャッシュカードは支払できない?
中国の銀行(※ATMほぼ年中無休)は土日も営業しており、重要な祝日でも休まず、年中無休です。日本では銀行も普通の会社と同じく、土日に休むことを来日したばかりの頃に初めて知り驚きました。また、日本のATMは営業時間が決まっているところも多いですね。ただし、24時間のコンビニではATMが置いてありますから、特に困っていることはありません~。
<中国の銀行の営業時間&対応可能の業務> ※各銀行によって変わる
月~金:8時半頃~17時頃 / すべての業務対応可
土~日:9時頃~16時半頃 / 個人に対しての業務のみ対応可
祝 日:一部の銀行のみ営業しない / 個人に対しての業務のみ対応可
当時日本に来たばかりの私は、カードを申し込むために、会社から休みをいただきましたが、必要な書類を揃えるために、銀行の営業が終わる直前にどうにか受付をしてもらうことができました。いやぁ、ぎりぎりでした…。
そして、来日1年目、同僚と一緒に買い物をした時に、現金が足りずキャッシュカードで払おうとしたところ、3回ぐらいスキャンに失敗して、結局同僚から現金を借りました。なんでダメかと思い、同僚にカードを見せましたら、キャッシュカードはお金の振り込みと引き落とししかできず、クレジットカートみたいに直接払うことができないと言われました。今はクレジットカードを持っていますので、すでにそのような心配はありませんが、その時同僚がいてくれて本当によかったと今も思っています。(笑)
■スマホの契約が複雑すぎる…
中国では携帯端末はほぼSIMフリーなので、スマホの契約はとてもシンプルです。
身分証明書を持って通信会社(キャリア)からSIMカードを購入して、携帯本体に挿せば使用できます。
通信費の支払は銀行からの自動引き落としではなく、プリペイド式ですので口座やクレジットカードとの連携が不要で、端末費用の分割払いや、2年間の契約期間の縛りなどもありません。簡単に言うと、端末とSIMを購入すれば、すぐに使用可能。手続きに必要な時間はほんの数分です。通信会社の変更、電話番号の変更、端末本体の変更など、手続きがシンプルでとても便利です。
でも、日本のスマホ契約は…外国人として初めてスマホ契約の経験を思い出してみたら、頭が痛くなるぐらい面倒でした(泣)
■デパート、美容室、映画館…いろいろ
以下の点について箇条書きで書きます。
・中国のデパートは平日も土日も営業時間は同じですが、日本は土日の営業時間が短いので、私のような土日しかショッピングを楽しめない人としては、もっと遅くなってくれないかなぁと思ってしまいますね~。
・中国の美容室は、お店の会員になると利用すれば利用するほど、たくさんの割引を受けられますが、日本では割引は初回のみで一定回数通うと定額になってしまうというシステムが一般的ではないでしょうか。節約のため、いろんな美容室に行ってる人は少なくないだろうなぁ(笑)一つのお店に通い続ける私には不向きな価格設定だなぁ・・・。
・映画館で映画を見るとき、本編前に予告が流れるのは中国も日本も同じです。ただ、日本の予告はちょっと長すぎるのでは?特に映画泥棒は…苦手です。今ではちょうど予告が終わるころに入場するようにしています。私もようやく日本での生活に慣れてきたみたいです(笑)
中国との違いところについてほかにも数々ありますが、真剣に書くと文章がすごく長くなる気がしますので、ここで終わりにしましょう(笑)
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