2018年11月2日、台湾・美麗日報によると、ハロウィンを迎えた台湾で出現したある仮装が「最も創意のある仮装」として話題を集めている。
西洋発祥のイベント、ハロウィンはもともと子どもたちがお化けなどに扮して近所の家々に「お菓子をくれないといたずらしちゃうぞ」と巡るものだった。しかし、近年の日本ではすっかり「大人も子どもも思い思いに仮装して歩き回る」イベントに変化した。仮装もますます凝ったものが登場するようになり、奇抜な仮装を見ることが「日本式ハロウィン」の楽しみの1つとなっている。
(2年前の台湾のハロウィンでは、「カオナシ」が話題に 出典:香港01)
お隣の台湾でもハロウィン文化が浸透しつつあり、当日には子どもたちを中心に様々な仮装をして街に繰り出すようである。なかでも今年のハロウィンで注目を集めたのは、自動速度取締装置、一般的に「オービス」と呼ばれる装置に仮装したお子様2人組だった。
(正統派のハロウィンコスプレと並ぶオービス2人組 出典:美麗日報)
あるネットユーザーがSNS上に掲載した写真や動画によれば、四角いオービスの装置に仮装した2人の小さな子が夜の街に出現し、歩道上に並んで立っている。2人とも車道側を見るように立ち、そこに自動車がやって来ると、そばにいる親らしき人物がフラッシュを焚く。
ドライブ中に突然瞬くフラッシュは、ドライバーにとっては恐怖でしかない。全くスピード違反していなくても、目の前がパッと光れば一瞬「まさか」と動揺することだろう。動画の中で2人の前を通過していった自動車やバイクは、反射的に速度を落としたようにも見える。
(フラッシュを焚かれたバイクのお兄さん、思わず苦笑い 出典:美麗日報)
ネットユーザーからは「今まで見た中で最も恐ろしい……」「フラッシュまでつくとは」「実際に運転していたら、自分もビビりそうだ」との反応が見られた。お化けや魔女、可愛らしいキャラクターではなく、なぜオービスを仮装のネタに選んだのかは、わからない。おそらく親のアイデアなのだろうが、「創意がある」との称賛の一方で、危険な行為との批判もありそうだ。しかし、オービス本体になったかわいい子どもたちには罪はないのである。
(情報源:http://www.bldaily.com/ins/life/p-677184.html)
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