2022年9月9日から12日まで、香港を代表する寺と言える黄大仙で「花燈園遊会」が開かれた。
これは香港返還25周年を記念して中秋節に開かれたもの。本来は夕刻で閉園される黄大仙寺を夜間も特別に延長開放し、境内の内外で大小の様々なランタンが展示されたほか、各種イベントが催された。
今日はその様子をお伝えしたい。
こちらは夜の境内の様子。鮮やかなランタンが数多く吊るされ、夜の境内を彩っていた。
こちらも境内近くのエリア。伝統的な形のランタンが放つ淡い光が幻想的。
今年の干支である虎のランタンにも灯りがともされていた。大きく迫力ある虎のランタンは人々の注目の的である。
可愛い男の子がウサギのランタンを持っている。こちら香港でも月見の際はウサギのモチーフが人気で、ウサギのランタンも昔ながらの伝統的なものである。
池に浮かぶ香港らしい帆船には縁起の良い言葉や祝いの言葉が描かれている。
こちは園内裏手にある庭園の様子。庭園内の池には、多くの福の神のランタンが浮かんでいる。その様子はとても幻想的。そして池を囲む回廊や橋も光で覆われ、これでもかというような飾りであふれかえっていた。
めでたい鶴の形を模したランタン。
そしてこちらの巨大なランタンは境内外のエリアに展示されていたもの。記憶にもまだ新しいオリンピックや中国宇宙船の様子が象られていた。オリンピックで活躍した選手のランタンや宇宙飛行士のランタンは子供たちに人気で多くの人々が記念写真を撮っていた。
滅多にお目にかかる事はできない夜の黄大仙寺の様子はいかがであったろうか。特に夜空に映えるカラフルなランタンはとても美しく、大勢の人が一目見ようと寺を訪れた4日間であった。
昨年に引き続き行われた中秋節の夜の園内開放は、昨年は黄大仙100周年記念、本年は香港返還25周年による特別なものであったのかもしれないが、多くの人々が訪問をして喜びに満ちた時間であった。
来年もぜひ夜の園内ランタン展示や開放を見たいものである。
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