100万ドルの夜景で有名な香港。きらめく香港の夜景は、それはそれは息をのむような美しさである。そしてその美しさが更に際立つのが、クリスマスシーズンなのである。

ビルの壁面にはクリスマスを祝うLEDイルミネーションが浮かび上がり、ショッピングモールは競ってクリスマスの飾りつけを行う。そしてその灯りがともされる事で、100万ドルの夜景が更にバージョンアップされる次期となるのである。

今年もそんな、香港が１年で一番輝く時期がやってきた。町ではクリスマスデコレーションが始まっている。今日はその幾つかを前編としてご紹介したい。

まずは東洋の貴婦人とも称されるペニンシュラ香港ホテル。

その凛とした佇まいは気品があり美しく、香港ホテルのトップとして君臨し続けている。そのペニンシュラホテル、毎年煌びやかな飾りつけを行う事でも知られており、クリスマスシーズン中は必訪スポットとなっている。

そして今年のペニンシュラ香港のクリスマスは、シャネルとのコラボレーション。外壁には黒と白の大きなチェーンが吊るされており、上品なネックレスを彷彿とさせる。まるで東洋の貴婦人がシャネルのアクセサリーを身にまとっているかのようだ。

そして次はチムシャツイにあるハーバーシティ。数えきれない程の専門店が入店する巨大ショッピングモールであり、滞在中に訪れないという人はいないであろう。そのハーバーシティの入口で行われるデコレーションも、派手でパワフルなものが多く、例年多くの人々を魅了しているのである。

今年のハーバーシティのクリスマスのテーマは “UniChristmas”。 “Unicorn Merry-Go-Round Paradise” （ユニコーン・メリーゴーランド）の略であるようだ。11月17日から1月2日の間、煌めくクリスマスツリーやメリーゴーランドがモール入口で人々を出迎えてくれる。

同じくチムシャツイにある元水上警察であった美しい建物をリユースした、1881ヘリテージ。

こちらのクリスマステーマは「A Christmas Wish The Mistoletoe」。　正統派の美しい大きなクリスマスツリーが中庭に鎮座しており、背後の歴史的建築物との相乗効果でとても美しくゴージャスな雰囲気になっている。このクリスマスならではのヤドリギとハートのクリスマスデコレーションを見る為に多くの家族連れやカップルが訪れるのではないだろうか。

そして空港からエアポートエクスプレスで直行できる九龍駅、ここはコロナ前は多くの旅行者が香港へ出入りするゲート駅として有名な場所であった。その九龍駅の真上にある巨大ショッピングモールElementsではクリスマスツリー＆ツリーハウス周辺に人工雪が降り注ぎ、家族連れを楽しませている。

香港でも少しずつ旅行者の姿を目にするようになってきた。クリスマスシーズンには海外へ出ている多くの人々も香港へ戻るであろう。今年は賑やかなクリスマスになる事を祈っている。

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