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2022.10.03
香港、ついに入国後の隔離を撤廃「0+3」へ

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各国で渡航制限の緩和がこのところ急速に進み始めた。それはここでも香港例外ではない。

 

香港では9月26日(月)から、多くの市民の頭を悩ませてきた到着後の「ホテル強制隔離」が撤廃された。

 

感染状況により期間こそ異なったが、今までは入境後の自費のホテル隔離が必須であった。隔離期間はピーク時期には21日間にも及び、それが徐々に緩和されて14日、7日、3日と少なくなっていた。

そして今回ついに「0+3」が実行されたのである。因みに「0+3」とは0日間のホテル隔離と3日間の医学観察という内容を表している。

 

今後は入境後、自宅がある人はそのまま自宅へ、ホテル宿泊の人は宿泊ホテルにて、それぞれ3日間の医学的観察を行う事となる。

また香港への搭乗前のPCR検査陰性証明書も必須ではくなるとの事で、相当な緩和措置へ切り替えられたと言えるだろう。

 

ただ医学観察中の期間は外出こそ可能であるが、アプリ内のワクチンパスのコードが黄色に分類されている為に「黄色」の状態では入場できない場所へ行く事は許されない。それは博物館等だけではなく、レストランやバーでの飲食も含まれるため、観光目的の来港者にはまだハードルはあるかもしれない。

それでも一切ホテルの部屋から出る事ができない隔離生活を思えば、相当な前進となった。

 

今回の「0+3」で居住者の海外との往来がかなり自由になった為、このアナウンスが行われた後、香港発着の飛行機を取る為のサイトは繋がらず、日本を含む人気都市への航空券も相当な値上がりをしているようだ。数年間この小さな香港から出る事ができず、世界的にも最も厳しい部類に入ると言われていた規制に耐えてきた香港の人々が、ようやく海外へ行けるようになったのだから当然の現象ともいえよう。

 

香港街の様子

最近の香港街中の様子

 

そして近い将来、「0+3」から「0+0」に変わる時期も近いとの噂が絶えない。

外食ができない現在は海外から香港へ来る観光客が限られていると言わざる負えない。

「0+0」になり何の規制もなく出歩き外食を楽しめるようになれば、国際都市香港が活気に満ち溢れた元の姿を取り戻す事ができるようになるであろう。

 

 

香港街の様子

返還式典が行われた香港コンベンション&エキジビションセンターの様子

 

 

閉ざされた数年間の時を経て、やっと世界が動きだしているようである。

 

 

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