ニュース

ニュース

2020.02.20
香港でマスク不足の問題に対する人々の反応は?

お問い合わせはこちらお問い合わせはこちら

香港でも新型コロナウイルスの感染拡大が続いています。2月18日12時時点で、香港衛生防護センターの報告によると、感染者数は61人に達し、うち4人はすでに退院、56人は治療中で、感染者の半分以上は当地感染例の可能性が高いということです。

 

また、ウイルスの感染拡大に伴い、香港ではマスクのみならず、食料や日用品の買い占めが相次ぎ、トイレットペーパーさえも一時品薄状態になっています。

 

香港衛生防護センターより確認された感染者の状況を
毎日更新されている報告書(2月18日時点)

出典:香港衛生防護中心

 

感染源によって色分けされたグラフ(2月18日時点)

出典:香港衛生防護中心

 

マカオや台湾と異なり、香港政府のマスク提供や購入に関する対応政策は遅れており、市民から批判を受けています。そのため、企業、機構や個人で対応策を考えざるを得ない状況になっています。店頭のマスクの仕入れ情報がネットで広まると、そこの店舗はすぐ行列ができてしまい、数時間かけて並んでも買えないという状況になっており、価格の規制などもないため、不当にマスクの価格を吊り上げる悪徳業者もいるようで、50枚入りのマスクが一箱なんと798香港ドル(約11300円)で売られているものもあるそうです。

 

価格規制がないため、日本製と書かれているマスクは値段が高騰

50枚入/798香港ドル(約11300円)

 

しかし、マスクがなかなか手に入らない一方、マスクを寄付する団体も多々あります。香港メディアによると、ショッピングモールを経営している企業が、海外から取り寄せた7.2万個のマスクを確保し、専用アプリに登録すると、14日以内にモールで10枚入りのマスクを受け取ることができるというサービスを行いました。また、お年寄りは身分証を見せれば、追加でもう1パックをもらえるということです。

 

また、香港鉄路はこれから香港社会福祉協議会を経由し、10万個のマスクをお年寄りを中心に配布する予定だと発表しました。

このように香港の皆さんは助け合い、資源が限られている中でマスクの適切な分配を行っています。

 

 

会員登録で後日マスクをもらえるアプリ

 

香港でこのような状態がいつまで続くのかは不明ですが、2003年のSARSのように状態が悪化することがないことをただ祈るばかりです。(フライメディア/ジャッキー)

 

 

株式会社フライメディアは、映像制作を中心に、海外、主に中国、台湾、香港のリサーチ、コーディネーションサービスをご提供している会社です。
本日御紹介した「香港でマスク不足の問題に対する人々の反応は?」関連についてもっと知りたい方、写真の使用をご希望の方は、是非お問い合わせください。


お問い合わせはこちらお問い合わせはこちら
totop TOPへ

東京本社 Tokyo Headquarters
〒170-0013
東京都豊島区東池袋2-44-2 庄司ビル2F
TEL: 03-5843-3063 / MAIL: desk@flymedia.co.jp

中国法人 China Corporation
FLY MEDIA CHINA(優視飛翔(北京)文化伝播有限会社)
〒100026
北京市朝陽区姚家園路105号3号楼4階501室6
URL: https://www.flymedia-china.com/

© FLY MEDIA Co.,Ltd. All Rights Reserved.