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2020.03.02
外出自粛が続く香港のようす

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中国本土に隣接をしている香港では、依然として新型コロナウィルスに対する最大の警戒態勢が敷かれている。

 

香港では麻雀をしたり火鍋をしたグループ内でのウィルス感染があった事から、狭い密室に人が集まるイベントや外食が控えられるようになった。その為、旧正月以来香港の街は閑散とした状態が続いている。

 

香港肺炎対策をしている街のようす

香港随一のオフィス街である中環駅の様子

 

月曜日の夜21時だというのに、歩く人もまばらだ。

 

香港肺炎対策をしている街のようす

こちらは日曜日の夜21時頃の金鐘駅のようす

 

やはり駅構内を歩く人は殆どいない。

 

自宅のキッチンが狭く外食文化が根付いている香港ではあるが、今回ばかりは感染拡大を防ぐために自宅で食事を摂る人が増えた。その為、日曜日の夕食時間だというにも関わらず、繁華街の飲食店も軒並みシャッターを下ろしている。営業をしている店は半数以下という状況だ。

 

香港肺炎対策をしている街のようす香港の渋谷とも例えられるコーズウェイベイ地区

 

普段であれば人気店の前には行列ができている時間だが、今はシャッター街というありさまだ。

 

今回の新型コロナウィルス感染症は観光業やホテル・イベント業界だけではなく、小売店や飲食業などにも大打撃となっているが、中国本土と陸続きであり人口密度の高い香港であるからこその対応であり、今は耐え忍ぶときだと自分自身に言い聞かせるしかない状況である。

 

個人レベル以外に、多くの団体や企業も努力をしている。

多くの企業がホームオフィス化を取り入れている為、朝夜の通勤ラッシュは前ほど混雑しなくなった。そして、最近は主要駅の構内にこのようなケアポイントを多数見かけるようになった。

 

香港肺炎対策をしている街のようすMTR地下鉄構内で朝みかけるようになったケアポイント

 

また、朗報もある。旧正月後から衛生用品や米・備蓄可能な食品などが入手し難い状況にあったが、この1週間ほどの間で徐々に回復をしてきている。衛生用品を探すために何時間も街をさまよったり、長い行列に並ぶ必要もなくなった事は本当に喜ばしい。

 

香港肺炎対策をしている街のようす

やっと棚に並ぶようになったトイレットペーパー

 

数週間殆ど見かけることができなかったトイレットペーパーだが、2月19日にはこのように多少なりとも流通するようになった。

 

香港肺炎対策をしている街のようす

2月25日のスーパーの様子

 

買いだめをしたり、品物がなくて困ることは無くなったと思われる。

 

トイレットペーパーだけではなく皆が一番欲しがっている消毒液や消毒ジェル等も、先週あたりから比較的容易に見つけることができるようになった。

 

香港肺炎対策をしている街のようす

流通するようになってきた消毒液

 

携帯できる消毒液から家庭内で清掃に利用できるものまで、探しまわらなくても簡単に入手できるようになってきた。

 

香港肺炎対策をしている街のようす

携帯用の消毒ジェル

 

SARS以来、殆どの香港人が鞄に1つは入れて持ち歩いている携帯用の消毒ジェルなども出回るようになってきた。

 

数週間の間、異常なほどの物不足でパニック状態になった香港だが、この1週間ほどはお金を出せば入手可能なものが増え、非常に喜ばしい。後は皆が安心して出歩けるようになる日まで、個人・企業レベルでもう少し辛抱をしながら対応をしてゆくのみだ。(文/写真 香港コーディネーター 矢島園子)

 

 

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