ネットもテレビも統一地方選挙の話題で持ちきりだった台湾。民進党が大敗し蔡英文総統が党首の辞任を発表、民進党支持者にとっては非常にショッキングな激動の一週間であったようだ。これからの台湾は民進党と国民党の入れ替わりが激しい時代に突入するのではないかという見方や中国との和平関係を維持する為に国民党への投票数が伸びたのではないかという考えなど、様々な考えが飛び交っている。日本人と比べると台湾人は政治に非常に関心が高く、20代の若者層の投票率もなんと9割と言われている。今後の台湾の行方に目が離せなくなりそうだ。
コロナ政策に関しては12月1日から屋外でのマスク着用の義務化がついに撤廃される事となった。(101のカウントダウンなど、大勢の人が集まる年末の大型イベントの際は状況をみてからの発表となる。)
また来月10日から入国者の上限を撤廃し本格的に海外からの観光客を受け入れる体制となった。現在台湾の感染状況は落ち着いており、コロナに対するコントロールが可能な状態とみた上での判断。年末、旧正月に向けて多くの人々が出入りする事となりそうだ。
この冬コロナ前の日常へ急スピードで近づいている台湾。今回も観光客受け入れ後の人気スポットの今を紹介しよう。
日本人観光客に人気の夜市
日本人観光客で賑わう中山駅から歩いて5分ほどの場所にある夜市「寧夏夜市(ニンシャーイェスー)」現在は台湾人だけでなく海外からの観光客が増えてきている。
やはり夜市は台湾観光の醍醐味とも言える為、現在台湾の多くの夜市が活気を取り戻しているようだ。
人気の蚵仔煎(オーアーチェン)の店舗にできた行列
台湾ならではの活気が戻った夜市の様子
各主要夜市で働く台湾人にインタビューした所、全ての屋台経営者が「観光客受け入れ後に売り上げが上がった。」と喜びの声をあげている。
もちろんまだコロナ前と同じとは言えないが、長い間苦しんだガラガラ状態からはやっと解放されたようだ。しかしながら材料費の値上げに苦しんでいる屋台も多く、メニューの値上げを余儀なくされているようだ。かつては50元以下で楽しめた屋台グルメも現在は100元超えが当たり前という時代になってしまった。
入国者数制限撤廃により、より多くの観光客が夜市へ出かける事が期待できるだろう。
株式会社フライメディアは、映像制作を中心に、海外、主に中国、台湾、香港のリサーチ、コーディネーションサービス、ライブ配信サービスをご提供している会社です。
本日御紹介した「観光客で賑わう台湾の夜市の現在をレポート」関連についてもっと知りたい方、写真の使用をご希望の方は、是非お問い合わせください。