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2022.08.18
高い運動性能を持つ4足歩行ロボットが開発される

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■テンセントが開発した、新世代の4足歩行ロボット

騰訊(テンセント)ロボティクスX実験室が、1年半前に初めての4足歩行ロボット「Max」を発表したのに続き、このほど第2世代の4足歩行ロボット「Max 2.0」を発表した。その見た目や動きが犬にそっくりということで「ロボット犬」とも呼ばれる。

 

■ホンモノの犬そっくりの動きを実現した秘密は…?

「Max 2.0」の動きはホンモノの犬と見紛うほどのクオリティだ。この動きを実現しているのが、顔の部分に搭載された1台のカメラとマシンビジョン技術である。単眼視覚慣性航法システムを採用し、カメラで捉えた情報に基づきリアルタイムで地形を識別、マップを作成する。地形識別の精度は2cm未満と非常に高精度だ。そして、3次元の座標に各軸の移動を加えた6次元の運動軌跡によるリアルタイムな計画アルゴリズム、モデリング予測制御アルゴリズムにより、「Max 2.0」は足をくじいたり、スリップしたり、転倒したりといったリスクを排除した上での通常歩行を実現し、回転しながらのステップ、杭渡りなどもやってのけるのだ。

 

■シミュレーション学習で長時間の実地訓練も不要に

杭渡りは初代の「Max」もできたとのことだが、「Max 2.0」は初代の実に4倍の速さで渡ることができるというから、大幅な性能アップだ。しかも、AI技術を用いてあらゆるシーンのシミュレーション訓練を行うことで、転倒して壊れるリスクを低減させられるほか、マシンラーニングを通じて現実世界での訓練プロセスを大幅に短縮、時間もコストも節約できるという、実に賢い「ワンちゃん」なのである。

 

■2足歩行ロボットより優れた点も多いが……

ホテルやレストランで見かけるようになった、タイヤやベルトを通じて動くお給仕ロボットに比べると、4足歩行ロボットは柔軟かつ敏捷な動きができる。そして、人型ロボットのような2足歩行ロボットに比べてより多くの、重い荷物を持たせられるうえ、バランス能力も長けている。また、設計、制御、メンテナンスも2足歩行ロボットに比べると楽だ。

 

1999年にソニーが発売したAIBO(現在はaibo)を始め、世界のハイテク企業がさまざまな4足歩行ロボットを開発してきた。ただ業界全体では4足歩行ロボットはなお製品コスト低減や利用シーンを模索する段階にあり、ロボットの基礎的な行動能力をいかにして最適化するかが、技術的な課題とされている。機械的な性能、機能の向上に加え、マシンビジョンや人工知能といった先進技術の発展に伴って、4足歩行ロボットが持つポテンシャルと可能性はますます広がりつつある。「Max 2.0」の開発は、4足歩行ロボットの開発競争が新たな段階に入ったことを意味するものと言えるかもしれない。

 

(出典:https://xw.qq.com/cmsid/20220808A04NU700?f=newdc

 

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