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2023.03.30
病室で検査が受けられるモバイルCT装置、四川省で誕生

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精密検査や人間ドックでCT検査を受けたことのある人は少なくないだろう。体にX線を当てることでスキャンし、頭や胴体などさまざまな部位の「輪切り」画像を生成して病気の早期発見につなげる現代医療には欠かせない診断装置だ。

 

■CT検査は専用の部屋で受けるのが普通だが……

CT検査は、検査着に着替えてCT装置のあるCT室に入ってベッドに横たわって受けるのが普通。ドーナツのような形状の装置が迫ってきて、その空洞部分にベッドが吸い込まれていくような感覚は独特なものであり、不思議なような怖いような感じがする。検査自体はあっという間に終わるものの、特別な部屋に入って受ける「儀式感」もあるCT検査が、将来は病室で受けるスタイルに変わっていくかもしれない。

 

■世界初の自走ロボット式CT装置

四川省で3月中旬に開かれた健康産業の博覧会で、四川省人民医院と電子科技大学が共同で開発した世界初の「小型スマートロボット移動式CT装置」が公開された。この装置は高さ35センチ、台座の幅80センチ、重さ260キロだという。CT室にドンと鎮座するあの装置に比べると可動式ということでかなりコンパクトである。しかし、X線を遮蔽する機能、低用量、省エネといった特徴を持つほか、マン・マシン・コミュニケーション(人と機械との対話)、音声によるコントロール、経路設定、目標地点への自動移動、障害物の自動回避、自動帰還、スマート診断、5G通信によるリアルタイムデータ送信といった様々な機能を持つ。

 

■CT検査の常識を覆す、大きなメリット

CT装置が移動できることで、患者がCT室に赴くことなく通常の病室で検査を受けることができるようになる。形状からしてストレッチャーを装置に接続してスキャンを行うものと思われるが、ドーナツ状のスキャン部分の可動域は限られているため、頭部のスキャンのみが可能なようである。とはいえ、身動きがままならない患者をCT室にまで連れて行く労力やリスクを考えれば、移動CT装置の存在価値は非常に高い。装置を開発した研究グループのリーダーも、脳梗塞や脳出血、脳創傷などの重篤患者の緊急治療に新たな「移動医療」のモデルをもたらすことになると説明している。

 

(出典:http://m.cyol.com/gb/articles/2023-03/21/content_VYl79KSv6O.html

 

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