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2023.03.30
卵が買えない!台湾の卵パニックをレポ

異常気象やロシアのウクライナ侵攻などの世界情勢が影響し、様々な商品の価格が値上がりしている昨今。特に台湾では3月初旬にお伝えしたように卵不足が大きな話題となっている。日本と同じように家庭料理や飲食店にとって卵は欠かせない存在であり、台湾人の生活に大きな影響をもたらしている。今回はその後の卵パニックがどうなったかをレポートしよう。

 

「一体いつになったら卵を買えるようになるんだ?!」と人々が不安を感じる中、台湾人プログラマー江氏が「政府が卵問題を解決する前に市民の団結力でどこで卵を買えるかをウェブ上で分かるようにしよう!」と全台湾の主要スーパーの卵販売状況が分かる「蛋蛋前線支援地圖」というデジタルマップを開発。ユーザーが足を運んだスーパーの卵の販売状況を記入し、それを皆でシェアしようという試みだ。(地図はこちらで閲覧可能 https://tainan.olc.tw/p/egg/)

 

 なんとその後は卵泥棒まで登場し、御用となった様子が報道された。30代の台湾人女性が子供を連れて4軒のスーパーに卵を求め彷徨い続け、やっと買う事ができた5軒目のスーパーにて、購入して自転車の籠に置いた卵2パックを60代男性に盗まれてしまうという事件が発生した。「平和な台湾でこんな事が起きるなんて!」と人々を驚かせた。(日本人にとっては卵2パックの窃盗事件が報じられる事自体が驚きかもしれない…)

 

 WBC開幕中には台湾が勝利した際にお祝いとして卵1000個(1人5個ずつ)が振る舞われ、大行列ができる事態になった。

 

このように、もはやマスクパニックに次ぐ「卵パニック」として連日様々なニュースが報じられているようだ。

 

現在もやはりなかなか卵が買えない状況にあり、スーパーに並んだとたん売り切れてしまい。「買えればラッキー」といった状況だ。台湾の農林水産省にあたる農業委員會は現在海外からの卵の輸入に力を入れており、大手スーパー全聯(チェンリェン)は台北、新北地区にて輸入卵を1人2パック限定で10個入り68元で販売すると発表。農業委員會は3月末には700万個を確保し、4月には更に多くの卵が台湾に輸入されるであろうと発表、今後の卵の供給の安定をアピールしているが、卵が普段通りに購入できるのは秋頃ではないかという声もあり、これからの状況が非常に気になる所だ。

 

かつて卵が豊富にあったスーパーの様子 

 

 

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