2018年3月15日、騰訊網によると、2016年11月に東京で殺害された中国人女子留学生・江歌さんの写真とともに世界旅行を始めた中国人アーティストがいる。
(江歌さんの夢を叶える決意をした柯明さん 出典:騰訊網)
江さんは16年11月、東京都内のアパート前で、友人の元交際相手だった中国人留学生の男に刃物で刺され、死亡した。男は同12月、日本で懲役20年の判決を受けている。中国では男への極刑を求める署名活動が行われるなど、異国で起きた悲痛な事件の成り行きに大きな注目が集まった。
芸術家の男性・柯明さんは、懲役20年という判決は軽過ぎると感じた。「自分は大したことができる訳ではないが、アートに携わる者として、善良だった江さんに最大限のリスペクトを捧げたい」と思い、以前江さんの母親が「娘は生前、世界旅行を夢見ていた」と語っていたことから、写真の江さんを外国に連れていくことを決意した。
(まるで江さん自身が風景を眺めているようだ 出典:騰訊網)
今年2月、柯さんは仕事で米国に20日間あまり滞在。訪れる場所場所で必ず江さんの写真を取り出し、現地のランドマークをバックに記念撮影した。写真の中の江さんは、観光地で片手を額の前に当てがって遠くを見る仕草をしている。どこに行っても、江さんの写真に興味を持った現地の人が話しかけてきた。柯さんはその度に、江さんを襲った悲劇について説明した。「話を聞いて、自分も江さんを支えたいと写真を持ってカメラに収まってくれる人たちもいた」という。
(ハリウッドでは、”マリリン・モンロー”とも記念撮影 出典:騰訊網)
柯さんの活動を、江さんの母親が知っているかは分からない。「もしお母さんが喜ぶなら、撮影した写真や動画を全部あげたい。嫌だというのなら、このプロジェクトはやめる。出発点は、江さんをリスペクトすることなのだから」と語る柯さん、今年はさらに英国、オランダなどに赴くとのこと。「できるなら、江さんに全世界を見せてあげたい」との思いを抱きつつ、旅を続ける。
(情報源:http://new.qq.com/omn/20180314/20180314A0KR8K.html#p=1)
株式会社フライメディアは、映像制作を中心に、海外、主に中国、台湾、香港のリサーチ、コーディネーションサービスをご提供している会社です。
本日御紹介した「無念の死を遂げた中国人留学生の夢を叶える、中国人芸術家」関連についてもっと知りたい方、写真の使用をご希望の方は、是非お問い合わせください。