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2018.05.30
桃園の石門ダム 水不足の時期にしか楽しめない穴場スポットとは?

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2018年5月2日、自由時報によると、台湾桃園市復興郷にある石門ダムで水不足が続いているという。
石門ダムは1964年に竣工した、貯水池容量3億トンの巨大ダムだ。石門ダムは桃園と板新地区合わせて8億トンの生活用水を供給しており、貯水池の年回転率は4回以上に上る。そのため毎シーズン降雨量の少ない時期は、水不足に悩まされている。

 

水利署北区水資源局によると、長期に渡る泥砂の流入によって、現在の貯水池容量はおよそ2億トンで、加えて今年3月の降雨量は62.1ミリ、4月の降雨量は69.2ミリで例年の50パーセントほどだという。気温の上昇、農業灌漑用水量の増加によって、放水量も増えている。

 

ただ、この現状を逆手に取り、水不足の時期にしか楽しめない珍しい光景が観光客の評判を呼んでいるというのだ。
ダムの水位が低くなることで、何が楽しめるのだろう?
石門ダムでは水位240メートルになると、普段は水底からダムを見守り続けている「土地公廟」がお目見えする。小さくてかわいらしい廟。

 

水中にいた神様がひょっこり(出典:自由時報)

 

さらに水位230メートル以下になると、地元の人から「夢幻草原」と呼ばれている緑地や、石壁にどっしりとたたずむ高さ2,3メートルの岩石「酋長石」を眺めることが出来るそうだ。

 

名前の通り、貫禄のある大きな「酋長石」(出典:自由時報)

 

その昔、先住民の間でよくいざこざが起きたそうだが、「酋長石」が出現してからは揉め事がなくなったと言い伝えられている。

 

ダムの底とは思えない緑地地帯「夢幻草原」(出典:愛伯特吃玩楽全記録)

 

ダム建設が始まる前、「土地公廟」がある石門ダム中流の阿姆坪は肥沃な田畑だったそうだ。そのため緑豊かな景色が望める。

 

ダムの底を車で走るなんて、なかなか出来ない体験(出典:愛伯特吃玩楽全記録)

 

現在、台湾は梅雨に入り「土地公廟」は再び水の中に沈んでいる可能性もある。
出来れば水不足は避けたいところだが、石門ダムはどの時期に訪れても違った一面を見せ、私たちの好奇心を満たしてくれるだろう。

 

(情報源:http://news.ltn.com.tw/news/life/breakingnews/2412892
http://news.ltn.com.tw/news/life/breakingnews/2040975
https://www.alberthsieh.com/1970/shihmen-reservoir-tudi-gong-taoyuan

 

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