2018年2月13日、騰訊網によると、春節が間近に迫るなか、河南省濮陽県の春節用品市場にセミ、イナゴ、カイコのサナギといった虫の食材が並んだ。
(市場に並ぶ虫の食材を買い求める人びと 出典:騰訊網)
中国人にとって新しい1年の始まりになる大切なイベントの春節。道路や列車は日本の帰省ラッシュが可愛く見える激しい混雑に見舞われ、街には玄関や窓に貼り付ける装飾品のほか、多種多様な正月ならではのグッズを売る店が立ち並ぶ。みんなが春節の到来を今や遅しと待っているのだ。
(セミの幼虫。おいしそう…!? 出典:騰訊網)
河南省濮陽県の春節用品市場には、さまざまな食材に並んでたくさんの虫たちが量り売りされている。セミの幼虫、イナゴ、カイコのサナギ……決してペットショップや昆虫専門店ではない。現地の人たちはこれらの虫を買って、おいしくいただくのである。セミの炒め物は、濮陽名物のグルメなのだという。
(イナゴの大群。素揚げか、それとも佃煮か… 出典:騰訊網)
そのお値段は、セミが500グラム60元(約1000円)。因みに、近くで売っていたエビは500グラム20元(約340円)ちょっと、ワタリガニは30元(約500円)ちょっと。エビやカニの海鮮よりも高級な食材ということになる。イナゴは夏に飛び回り、セミの幼虫は夏に地上に出て脱皮する……業者は夏に虫をたくさん採集して冬まで保存し、この時期に高い値段で販売するのだ。
それならエビを食べようよ……と思うのだが、虫たちは飛ぶように売れていく。買い物客たちは「年越しにはちょっと高くても普段食べないおいしい物を食べたい」と口を揃える。購入した虫は自分たちで食べるほかに、お客さんを呼んで振る舞うとのことである。
(情報源:http://new.qq.com/omn/20180213/20180213A0BQSP.html#p=1)
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