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2023.05.19
日本人が来なくなった?!アフターコロナの台湾旅行事情

コロナによる規制が大幅に緩和されてから迎えた今年のゴールデンウィーク。台湾では日本人観光客に人気の多くの飲食店や土産店の経営者が日本人の来店を期待していた。しかしながらゴールデンウィーク終了後店舗経営者の多くが口にしたのは「思っていたよりも日本人は来なかった。」という残念な言葉だ。外国人観光客の受け入れを始めてから半年、現在よく聞かれるのは「日本人よりも韓国人の観光客を良く見るようになった。」という声だ。

 

 交通部観光局の発表によると2023年1月から4月に台湾を訪れた外国人観光客は約162万人。海外観光客の受け入れを開始した去年10月から4割回復しているそうだ。国別では多い順に韓国、日本、香港/マカオ、シンガポール、マレーシアから訪れている。コロナ前の2019年の来台人数は1186万人で過去最高、この数を見るとまだまだこれからだという事が分かる。観光局は年末までには海外観光客の数を600万人に目標を定め、来年の2024年にはコロナ前の数に戻るように計画している。

 

2023年1月から3月に台湾を訪れた外国人110万9千人のうち最も多いのは韓国人で14万8031人で日本人は2位の13万6338人。コロナ前は「台湾ブーム」とも呼ばれていた程多くの日本人が台湾を訪れていたが、現在は韓国に抜かれているようだ。

 

ちなみに同じ時期に日本を訪れた台湾人の数は80万2150人。人口から比べてみても台湾人の日本旅行熱の方が圧倒的に高いのが分かるだろう。

 

 

台湾の物価高も原因のひとつ、夜市ですらワンコイングルメが消えたと言われている

 

 また日本人の購買力の衰えも注目されており、土産店を営む台湾人の間では「コロナ前よりも一人あたりの購入金額が減った。」の声も。しかしながらコロナに関わらず、円安が進み始めた頃から筆者は既に「土産物を買う日本人が減ってきた。」という経営者の声をたびたび聞いていた。

 

 以前より多くの韓国人が台湾を訪れている理由としてあげられるのが「インフルエンサーの存在」だ。台湾が海外旅行客の受け入れを始めて以来、多くの韓国人インフルエンサーが台湾を訪れ台湾各地の観光地やショッピングスポットを紹介している。俳優やミュージシャンが台湾を撮影拠点に選んだ事や、台湾の安くて美味しいグルメが韓国人の間で人気になったのも原因のひとつだ。

 

 コロナの影響から日本で気軽に台湾グルメが楽しめるようになり、それが仇となったという声も!?

 

 観光業を営む人々の間では「日本での国内旅行割制度が7月に終了するので、日本人が本格的に台湾に来るのは8月からではないか。」と言われている。とは言えゴールデンウィーク前には「ゴールデンウィークには多くの日本人が来るであろう。」と言われていたのも事実、やはり歴史的な円安が終わらない限り、海外旅行=高価な買い物というイメージが払拭できないのではなかろうか。

 

 

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