新型コロナウィルスの感染者数が全世界で増え続けている。こちら台湾では終息ムードも次第に薄れ、台湾から自国へ帰国する外国人の陽性反応が次々に明るみになることで、市民の間でも徐々にまた緊張感が走っている。

冬に来るかもしれないと言われている第２波に備え、マスクを買いだめする人も増えているようだ。

なかなか日台間の渡航が実現されない現在、日本の味を恋しがっている台湾人や在台日本人にとっては大変嬉しいニュースが舞い降りた。

横浜にある日本を代表する焼売（シウマイ）の人気店「崎陽軒」が今月７日に台北駅にてオープンしたのだ。

日本の味がそろそろ本格的に恋しくなった筆者はオープン２日目の土曜日に訪れてみた。

パーテーションが置かれている為行列ができていた事が想像できる

昼食時間が少し過ぎた午後２時に覗いてみたが、既にオープン記念の100元の弁当は売り切れ。170元の台湾版シウマイ弁当が残りわずか７つほどであった。

帯には「台湾版」の文字が！これから来るであろう日本人旅行客にも人気が出そうだ

弁当の横にはデザートのわらび餅が！モチモチ食感が好きな台湾人には評判のようだ

買った弁当をすぐに食べたかったので店員さんに食べられる場所を聞いた所、２階のフードコートを使用する事ができるとのこと。

週末とだけあって、フードコートは食事をする台湾人でごった返していた

念願の弁当は少し小ぶりの印象、これなら２つ食べられそうな勢いだ

米や豚肉など台湾の良質な材料を使用して作られているこちらの弁当。味付けがほぼ日本の味なので、台湾で日本の味を手軽に楽しみたい人にはぜひお勧めだ。特に白飯は冷めても非常に美味しく、日本の米に負けず劣らずであった。

肝心のシウマイはかなり小ぶりのようだが旨味がしっかり濃縮していて楽しめた

忙しそうに働く店員さんたち

海外初出店となる台北店、これからもっと店舗を増やし、ぜひいろいろなメニューを開発してほしい。そしてなかなか日本に行けずに「日本ロス」をわずらっている台湾の皆の心を癒してほしいと切に思った。(提供/フライメディア)

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