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2018.11.29
上海郊外にポッカリと開く大穴に出現した、奇跡の地下ホテルがすごい!

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2018年11月16日、新華網によると、上海市郊外の採石場跡地にある巨大な「穴」に、世にも珍しい高級ホテルが建設され、「奇跡の建築」として注目を集めている。

 

(開業した上海余山世茂インターコンチネンタルホテル 出典:ホテル公式サイト)

 

上海市松江区にある巨大な「穴」に建設されたのは、上海余山世茂インターコンチネンタルホテルだ。もともと採石場だったこの地にポッカリと空いた大きな穴にピタリとくっつくように建てられたホテルの深さは88メートルで、地上はわずか2階しかないのに対して地下は16階、そのうち2階は穴の底にある池の中という、まさに「地下に伸びるホテル」である。6万平方メートルを超える面積の建物に336の客室を有し、「水面下レストラン」「水面下スイートルーム」といったこのホテルならではの施設も整っている。

 

(窓の外に魚が泳ぐ、水中スイートルーム 出典:捜狐)

 

近未来的な外観を有するホテルだが、採石場時代に作られた桟道や、野生の樹木、草花などがそのまま残されている。さらには岩壁に作られた鳩の巣穴も保存され、時折「家主」である鳩が飛び立つ様子を見ることができる。過去と現代、自然と人工がそれぞれ調和した、究極の環境配慮型ホテル建築と言えそうだ。

 

特殊な地形ゆえにデザインや建設のうえで幾多の困難を伴ったであろうことは容易に想像できる。ホテルのデザイナーであるマーティン・ヨクマン氏は「初めて大穴を見た時に深い印象を覚え、岩壁、滝、プールの設計のインスピレーションが生まれた。大自然のなかで『生長』し、人と建築と資源環境が一体化するようなホテルを作りたかった」と語っている。

 

(元はこんな感じだった 出典:捜狐)

 

サッカー場が5つも入る広さで、崖の傾斜角が80度というこの地でホテルを建設する計画が持ち上がり、デザイン案が披露された時には、国内外の専門家から大きな注目を集めた。2006年にスタートしたプロジェクトでは7年かけて施工の安全性が繰り返し検証され、さらに5年の建設期間中にもベストな施工方法が絶えず模索された。その結果、完成までに40件を超える特許技術を開発したというから、その苦労ぶりが伺える。

 

(建設中の様子。足掛け12年を費やした 出典:捜狐)

 

気になる宿泊料金は、最低ランクでも6万円台となかなか気軽には泊まることはできなさそう。ではせめて見物だけでも、と思う人も少なくないだろうが、見学するだけでも198元(約3300円)の入場料が取られるので注意が必要だ。

 

(情報源:http://www.xinhuanet.com/tech/2018-11/16/c_1123724773.htm

 

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