連日感染者ゼロが発表され、すっかり日常を取り戻した台湾。今年も残す所あと2ヶ月となり、ハロウィンだった先週末は各地が賑わった。
もともと外食文化が根付いていた台湾。食の安全問題や健康ブームで自炊をする台湾人が増えている傾向にあったが、コロナの蔓延によって店内飲食が禁止されていた事で、人々の外食熱がまた復活したようだ。週末になると人気のレストランは予約でいっぱいになり、行列ができるようになった。
その中でも各地で賑わいを見せたのが回転寿司だ。
日本発の人気回転寿司チェーンには行列ができていた
手軽な値段で日本の寿司を食べられる事から進出後瞬く間に人気店となったのが「壽司郎(ショウスラン)」ことスシローだ。もともと日本旅行が趣味のブロガーなどの情報から、台湾進出前から話題の店でもあった。週末ともなると家族連れやカップル等で賑わう。(ちなみに筆者が足を運んだ先週の金曜日の夕方は1時間待ちであった。)
それより先に台湾進出したのが「藏壽司(ザンショウス)」ことくら寿司だ。台北に1号店ができた7年前は「人気過ぎてなかなか入れない店」として知られていた。現在は全台湾に22店舗を展開し、気軽に入れる回転寿司となった。ちなみに壽司郎こと台湾のスシローの店舗は現在26店舗。どちらも好調に売り上げを伸ばし全台湾に店舗を広げているようだ。
どちらも人気の回転寿司チェーンだが、筆者の周囲ではスシローファンの台湾人が多い模様。そこであくまで筆者の独断と偏見だが、台湾のスシロー、くら寿司それぞれの味を比べてみようと思う。
まず台湾人が最も好きな寿司ネタ1位と言われるサーモン系について。
台湾くら寿司の定番人気、脂ののった“とろサーモン”
台湾スシロー人気メニューには“大切生鮭魚”という大ぶりのサーモンが
どちらも美味しいが、くら寿司のとろサーモンは1皿40元、スシローの
大切生鮭魚は60元、脂ののりとコスパでいったら個人的にくら寿司のとろサーモンがお勧めかもしれない…。
そして定番の中トロ対決。
くら寿司 熟成まぐろの中トロ80元
スシローの まぐろ中トロ 60元
中トロに関しては、正直言うと日本の寿司屋で食べる中トロが飛び抜けて美味しいので台湾で食べる中トロはなんとも判断できかねる。(コスパでいったらスシローに軍配が上がるかもしれないが)
そしてデザート部門。
くら寿司 抹茶ミルクソフト40元
スシロー 丸久小山園ほうじ茶ソフト60元
これは間違いなく、くら寿司がお勧めだ。 静岡の抹茶と北海道のミルクを使用したソフトクリーム、しっかりと濃厚なミルクの味が楽しめた。これで40元はかなりコスパ良し。一方スシローのほうじ茶ソフトは「丸久小山園」が全く感じられない薄〜いほうじ茶の味。日本人としてはもっとガッツリと味を効かせて欲しかったが、予算や子供ウケを考えたなら仕方ないのであろう。
個人的にはくら寿司に軍配が上がりそうだが、自分にとって台湾スシローの一番の魅力は、、、、
梅酒ロック 90元(公式サイトのメニューには記載なし)
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梅酒がロックで飲めるところだ。台湾くら寿司にこのメニューはなく、(一部の)日本人女子には非常に嬉しい点だと思う。ただし台湾スシローの豚骨ラーメンは驚く程薄いのが難点。
個人的なわがままを言うと、台湾に焼肉、火鍋を一度に楽しめるレストランがあるように、この2店舗の寿司とサイドメニューがどっちも一度に楽しめたらこの上なく幸せであろう。
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