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2022.06.13
全自動の血液供給管理システムが稼働、安全性大きく向上

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■5GやAIがさまざまな業界に「革命」を巻き起こす

通信技術の飛躍的な発展によって世界に先駆けて5G技術をさまざまな分野に普及させてきた中国。5G通信やビッグデータ、AIといった技術は物流業界にも大きな革命をもたらしたが、その影響は製品や商品だけにはとどまらない。市民の献血によって集められた血液の管理や供給という人命に関わる重要な分野にも自動化、スマート化の波が押し寄せているのだ。

 

■中国初の「スマート血液供給システム」

広東省深セン市宝安区にある血液センターでは昨年末に中国初の「スマート血液供給システム」が導入されて、すでに半年が経過した。献血で集められた血液が入った透明なプラスチック箱をシステムのロボットに投入すると、箱はベルトコンベアに乗せられて移動し、献血コードの読み取り、ラベル貼付、チェック、パッキング、血液型別のケース入れ、保管、倉庫内での仕分けが一気呵成に自動で行われる。

 

■人手の作業によるボトルネックを解決

血液センターのスタッフによれば、血液の保管や仕分けの作業はこれまで人手に頼らざるを得ず、ハードな仕事である上に人が入ることで血液バンクの温度が不安定になる、物の流れと情報の流れが同期しないといった、品質面、効率面の両方で課題を抱えていたという。そこで同市では2015年より「スマート血液供給システム」研究開発をスタートし、システムの構築に取り組んできたとのことだ。

 

■情報、温度、品質の安全性を保障

スマート血液供給システムは、機械製造、自動制御、スマート識別、低温制御などさまざまな分野の技術が結集され、血液の情報面での安全、温度上での安全、品質上の安全を保障する。また、中国で初めて開発された倉庫内赤血球品質動的AI識別技術も導入、システム内に追従型血液スマート検査装置を搭載することで、血液品質の検査と仕分け、出庫を同時に実現し、検査の質が高まるとともに十分なトレーサビリティも備わった。

 

■自動化によって各方面の情報管理がスムーズに

深セン市先進製造業連合会の趙孟珂・事務局長は、スマート血液供給システムが血液の出入庫管理を自動化すると同時に、新たな世代の情報技術を通じて使用者、関係者のスマート管理プラットフォームどうしが相互接続し、関係当局のマクロ管理に対しても効果的なモニタリングデータをもたらすことになると語っている。

 

ショッピングや仕事、エンターテインメントなど、日常生活で新しい技術が駆使されますます便利になっていくのも素晴らしいことだが、今回の血液保管・輸送自動化システムのように医療や衛生など、人の命に直接関わるような分野で一層新技術が活用されることに期待したい。

 

(出典:https://xw.qq.com/cmsid/20220602A01SH300?f=newdc

 

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