2018年12月21日、騰訊網によると、以前にも紹介した貧困対策として村民一同がヨガに取り組む河北省張家口市「中国一のヨガ村」では、極寒の冬でもみんな元気にヨガに取り組んでいた。
(雪上ヨガに勤しむ村のお年寄りたち 出典:騰訊網)
同市張北県にある玉狗梁村は193世帯あるが、若者はみんな出稼ぎに出てしまい、高齢者を中心に100人程度しか住んでいないという国家レベルの貧困村だ。厳冬の気候や地下水不足のなかで小麦、ジャガイモなどを栽培し、牛や羊を育てて何とか生活している。医療衛生レベルが低く、医療費も貧困を深刻化させる大きな要因の1つだ。
そんな貧困村にヨガがやって来たのは2016年。貧困支援活動にやって来た男性が、健康状態のわるい村民が多いことに憂慮を抱き、健康増進のために「農民生活ヨガ体操」を編み出したのが最初だった。体操はあっという間に村じゅうに広がり、やがて健康増進で貧困から抜け出そうとする「中国一のヨガ村」として、注目を浴びるようになった。
(中国一のヨガ村と書かれた壁 出典:騰訊網)
近ごろ、あるカメラマンが北京から自動車を300キロ走らせて同村を取材に訪れた。村に入らないうちから壁に赤いペンキでデカデカと「中国一のヨガ村」と書かれているのが見え、元気そうなお年寄りが日向ぼっこをしながらおしゃべりしていたという。
彼らに「村一番のヨガ名人は誰か」と尋ねると、強い東北訛りで72歳の郭明正(グオ ミンジョン)さんを紹介された。牛を連れて自宅に戻る途中だった郭さんは自宅に案内してくれ、村や自身とヨガとの「馴れ初め」を朗々と語った後、奥様と一緒に難度の高いヨガのポーズを披露してくれた。
(室内は熱気むんむんだが…… 出典:騰訊網)
家の中はオンドルで暖かいが、外に出れば冷たい空気が顔を刺してくる。雪もたくさん降るが、そんな中でも村民たちは外に出て、みんなで一面真っ白になった天然の「ヨガマット」の上で元気にヨガのポーズを取っていた。
(三点倒立を披露する郭さん夫妻 出典:騰訊網)
「ヨガをやるとどんどん体が良くなる」「体が良くなれば国に迷惑もかけないしねぇ」と語るお年寄りたちを前に、カメラマンは大きな感慨を覚えたようだ。
(情報源:https://new.qq.com/omn/20181220A17LVE00)
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