FLY MEDIA BLOG

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2023.10.19
中国の公園で進むスマート化、市民の健康増進をアシスト

 

中国ではここ数年、各地でスマート都市の建設が進んでおり、都市の様々な施設や空間でインターネットやクラウドコンピューティング、人工知能(AI)を駆使したスマート化が行われている。市民の憩いの場である公園でも、市民の健康を増進するためのスマート設備が続々と設置されているようだ。

 

■公園に設置された「スマート歩道」
河北省衡水市冀州区にある健康をテーマとした公園では9月に「スマート歩道」がオープンした。この歩道には脇にAI運動チェックイン機や大型スクリーンが設置されており、利用者が歩道をどれだけの歩き、どれだけのカロリーを消費したのかなどといった運動記録を表示することができる。また、AR(拡張現実)インタラクティブシステムを利用して太極拳や八段錦などの運動ゲームを楽しめるという。

 

■ウェラブルデバイスなしで運動記録ができる公園

上海市の紫気東来体育公園には、様々な機能を持った「健康柱」が設置されている。あらかじめ必要な情報を入力して登録することによって、この「健康柱」が利用者の運動状況をモニタリングし、様々な情報を収集して表示してくれる。新疆ウイグル自治区ウルムチ市の斎天山公園でも8月に、ウェアラブルデバイスを装着することなく散歩やジョギングのデータを取り、記録できるシステムを搭載した「スマート生態フィットネス歩道」の利用が始まった。

 

■各種情報で市民の運動モチベーションを高める

江蘇省南通市にある植物園のスマート歩道に設置された「健康柱」では、利用者の心拍数や体温、呼吸数を測定できるほか、運動中に体調が悪くなった際にビデオ通話ができる緊急連絡システムも搭載。管理者は迅速に場所を特定して速やかな救助を行うことができるため、市民も安心して体を動かせる。さらに、歩道に設置されたディスプレイには、利用者の運動情報や、走行時間、走行距離のランキング、健康づくりに関する情報などが表示され、市民はさまざまな情報を楽しみながら健康増進を図ることができる。

 

■ポイントシステムと連動した試みも

福建省福州市では、各公園に個人の運動データを分析するシステムを導入するとともに、各スポットにチェックインすることで「グリーンエネルギー」が貯まり、貯めたポイントで市内の公園にあるスマート設備や無線充電スポット、ロッカーなどの使用権を獲得できるサービスを展開。市民からは「スポットを探してチェックインするために、あちこちの公園を散策するようになった」との声も聞かれ、好評を博しているという。

 

運動やトレーニングの持続にはモチベーションづくりが欠かせない。「スマート歩道」のような公園の取り組みは、運動の習慣を身に着けたい多くの市民にとって大きなモチベーションをもたらしてくれることだろう。

 

(出典:http://www.chinajsb.cn/html/202310/18/36286.html)

 

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