毎年、11月上旬の上海、私たちの身近では二大イベントがある。一つは、独身の日(11月11日/ダブルイレブン)のネットショッピングイベントで、もう一つが上海で開催される「中国国際輸入博覧会(CIIE2022、輸入博)」だ。2022年は、11月5日〜10日までの6日間、第五回目の輸入博が開催された。
第5回中国国際輸入博覧会が開催された(上海)
輸入博は、海外企業の中国への輸入拡大や貿易振興を目的とした国家級の商談展示会で、毎年多くの海外企業が参加し、注目を集めている。この輸入博の会場でちょっとしたブームになっているのが、ピンバッジ(中国語で徽章)だ。世界のイベント、テーマパークやアミューズメントパークなどでもピンバッジを交換し合う「ピン・トレーディング」が盛んに行われている。
輸入博のマスコット「ジンバオ」(上海)
ピンバッジは、輸入博グッズにもあり、マスコットキャラクター・「進宝(ジンバオ)」のオリジナルピンバッジも大人気。輸入博グッズは自動販売機(自販機)で販売されているが、流行りのブラインドボックスになっていて、開けてみるまで中のバッジの種類が分からない。自販機の前では、喜ぶ姿やトレードを希望する姿などの光景も見られた。
輸入博キャラクターグッズの自動販売機(上海)
会場内ブースでもピンバッジを記念品として無料配布している企業が多い。ただほとんどが数量限定にしていて、単に配布するのではなく、ウィチャット(微信/Wechat・メッセンジャーアプリ)の公式アカウントをフォローしたり、体験イベントに参加してポイントを集めたりすることでもらえる仕組みになっている。このような企業ブースで無料配布しているピンバッジを収集するのがトレンドのようで、大人女子をはじめピンバッジ集めに励んでいる来場者でブースの受付に人だかりができていた。
人気のピンバッジを購入する来場者(上海)
ところで、今年の輸入博には、約3600名のボランティアが参加しているが、例年同様に準備されている記念のボランティア・ピンバッジのほか、指定のミッションをクリアするともらえる「ご褒美」ピンバッジなどで、ボランティアのモチベーションを高める工夫をしているのだとか。
スタッフもピンバッジの収集&ピン・トレーディング(上海)
ネックストライプにたくさんのピンバッジをつけているボランティアにとって、そのピンバッジ一つ一つに輸入博の思い出が詰まっている。
中国国際輸入博覧会オフィシャルサイト https://www.ciie.org/zbh/index.html
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