上海観光の定番、随一の繁華街でもある歩行者天国・南京東路沿いに、お米にこだわる「お米カフェ・善道米店」がオープンし、そのおしゃれな店構えがSNSでも話題になっている。
店舗のある江西中路は、
歩行者天国エリアのおしゃれストリート
お米は、日本人の主食で、なじみ深い食品だが、中国でも一般的に、北は小麦粉、南はお米が主食とされている。
「善道米店」は、2020年に老大同(上海老大同食品有限公司/“中華老字号”に認定される老舗企業)と善道(五常大米専売店)がコラボしてオープンした店舗。最高級のお米をたずね、中国全土の水稲エリアをまわり、米の加工品やご飯の蒸し方の研究をして開発した商品を展示、販売している。
そのため、店舗では、良質なお米の販売から、老大同ブランドの調味料、お米の加工商品、お米をテーマとした文化創作商品、お米を使ったアート作品の展示や販売から、ドリンクスタンドやカフェの経営など幅広く取り扱っている。
お米を使った商品や
老舗「老大同」ブランドの調味料が並ぶ
今回は、中国初のお米をテーマとしたカフェスタイルの店舗「善道米店」をオープンした運営責任者の張李正豪さん(28才)に話を聞いてみた。
「お米文化を守り、もっと普及させたい。ここをお米文化の情報発信地にしたい!」とお米に対する思いを熱く語る張李さん。
店舗賃料が高い上海・歩行者天国沿いに店舗をかまえた理由を、「上海は、新たな商業モデルが現地でもすぐに受入れてもらえる。ビジネスチャンスも多く、マーケティングデータも収集しやすい」と力強く語った。
こだわりの中国産!良質なお米を取り扱う
張李さんは、「善道米店」のような店舗モデルは、中国でも初めての試みだと言うが、近年になって消費者の関心がヘルスケアや安全な食材に集まり、健康・安全志向が強まっている中、店舗で販売する食品や商品が市場ニーズに適していると自信をもつ。
2階にカフェスペースがある
店舗は、派手な電飾が目立つ南京東路を歩いていても、ひときめ目につくスタイリッシュで清潔感のあるデザイン。木目と暖色で温かみのある店内を演出していて、居心地が良い。
お米でつくったおこし!味はあっさり、さっぱり!
さすがに、90後(1990年代生まれ)の張李さんが担当しているだけあって、店舗ディスプレイや商品パッケージには、90後や00後(2000年代生まれ)といった購買力の高い若者を引き付ける工夫もされている。SNS映えもバッチリだ。
店舗オリジナルの布トートバックもセンス抜群!
店内の商品一つ一つが心をこめて、工匠精神(匠の精神)でセレクトした商品だという。
コスメ商品やお米でつくった「白酒」も!
日常使いができる商品としての一押しは、“お米コスメ”だとか。お米には、高い美容効果があるとされ、日本でもお米の成分を配合したコスメは人気となっているが、「善道米店」でも、フェイスマスク、ハンドクリームやクレンジングなどを販売している。
ギフトにも最適!
お米の食べ比べができるバラエティーセット
もちろん、お米も購入でき、中国各地から取り寄せたブランド米やオーガニック米などが揃う。デリバリーも可能なので、上海に在住している人は、お米の食べ比べセットで、中国各地のお米を楽しむこともできる。
ボリュームたっぷり!のお米ソフト
老大同善道米店:上海市黄浦区江西中路306号
最寄り駅は、地下鉄2、10号線「南京東路」駅
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