10年振りにの巨大ラバーダックが登場した香港。前回はラバーダック登場前の、香港の街なかの様子をお伝えした。
香港のアイコン的存在とも言えるビクトリア・ハーバーにラバーダックが登場するのは、6月10日から2週間の予定。開始前日の9日には2匹のラバーダックが会場近くへ会場移動をする様子が大きく伝えられた。
金鐘の会場に設置される直前の、ダブルダックスの様子。(6月9日撮影)
同じく9日の日中、香港の街中ではダックの形をした30センチ以上もあるバルーンが市民に無料で配られた。数か所で大量のバルーンが配られたようで、街を歩く人々の手に黄色いダックが抱えられている光景を至るところで見る事ができた。また、街中で新聞や雑誌を売る売店の陳列棚には黄色のラバーダックの玩具が積み上がっており、足をとめて品定めをする客が途絶えなかった。
このような様子を写真に撮り投稿する人々が絶えず、前日の香港のSNS上は黄色いダックの写真で溢れかえったほどである。
チムシャツイの新聞スタンドの様子。
別のスタンドでもダック玩具が売られていた。
また前回のブログ内でダックのラッピングが施されたた2階建てトラムの存在をお伝えしたが、トラムに加えて、ダック色の黄色に塗られたスターフェリーも登場。
ダブルダックの展示にあわせお目見えした、黄色く塗られたスターフェリー。
こちらのスターフェリーはチムシャツイと湾仔の間を運行するという事で、船内もダック柄にデコレーションされており、期間限定の特別な航海体験ができる。
スターフェリー船内の様子。
スターフェリー船内の様子。
こうして香港の街をあげてダブルダックスの歓迎ムードで沸きあがる最中、満を持して10日より正式公開されたのダブル・ダックス。
残念ながら公開初日の午前中の天候はすぐれなかったが、午後になり気温が上がってきて見学の人々が増えるのではないかと思われた。しかしその矢先、なんと2匹のうち1匹のダックが数秒にして空気が抜け、萎んでしまうというハプニングが発生。
報道によると、どうやら急な気圧の変化により空気が抜けるという事態が発生した模様である。
実はこの巨大ダック、10年前の来港の際も公開期間の途中に空気が抜けるという事件が発生している。そんな過去を持つダックであったのだが、2回目の公開となる今回も公開初日に1匹のダックの空気が抜けるというハプニングに再び見舞われてしまったのである。
ちなみに後の修繕後のスケジュールなどは、この記事を書いている10日夜の時点ではまだ発表されていない。当初は父の日に合わせ、2羽のダックのうち1羽がビクトリアハーバーをゆっくり周遊すると言われていた。もし周遊スケジュールが変わるとなると、非常に残念な事態である。今後の主催者の発表を待ちたい。
今回は2羽の巨大ラバーダックに発生した予想外のアクシデントをお伝えしたが、今後の状況も追ってご報告してゆきたい。
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