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2022.03.08
スーパーが空っぽ!パニック状態の香港市民

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一日の感染者が日増しに増え続けている香港。3月の1週目には1日の感染者が5万人を超えるようになった。

香港は東京都の約半分程度の土地と人口と言われている視点で見ていただけると、相当な勢いと比率でコロナの新規感染が広がっているのがお分かりいただけるのではないだろうか。

 

そんな香港で、今問題となっている事がある。それは3月1週目に発生したスーパーでの買い占めである。野菜、肉類、冷凍食品、缶詰、パン、卵、調味料、衛生用品がスーパーの棚からごっそり消えたのである。

 

これには多くの理由が存在する。

 

まず中国との国境を跨ぐドライバーに感染者が多く出た事により、野菜の入手が困難となった。

そして肉を捌く出荷元での集団感染により肉類の出荷がストップをした。

これらの事から冷凍食品や長期貯蔵できる食品の買い出しが多くみられるようになったころ、

感染が5万人を超えはじめ、ロックダウンの噂がまことしやかに流れるようになり人々がパニックとなったのである。

 

だがそれも仕方のない状況だと言わざる負えない。

 

ロックダウンとまではいかなくとも、3月中には全市民への強制検査が行われると言われており、その間の外出はいくばかりの制限がかかるのは必須だ。

また感染者増により公共交通機関への影響が多く出始めた。スタッフの感染により地下鉄、バス、フェリーの運航停止、間引き運行などが発生し、デリバリー会社の運行も制限がかかっている。

レストランは休みに入る場所も増え始め、休みに入らなくとも営業時間短縮や店内飲食不可となった場所も多い。スーパー、薬局、銀行も同様である。多くの支店が閉鎖され、営業短縮や隔日営業等の措置を取る場所も増えてきた。

そんな状況が人びとの恐怖心を煽り、一定の食料や日用品を手元におこうとする人々がスーパーに殺到。3月1週目は多くのスーパーで物が不足、棚に商品を並べるのが追い付かない、棚が空という現象が発生をしたのである。

 

3月1週目香港

消毒用品、トイレットペーパーやキッチンペーパー、女性の生理用品が棚より消えた

 

3月1週目香港

肉類の供給が停止

 

3月1週目香港

冷凍肉も商品がほとんどなくなっている

 

3月1週目香港

冷凍食品のコーナー

 

3月1週目香港

冷凍食品のコーナー

 

3月1週目香港

パンもすっかりなくなったほか、小麦粉等の粉類も不足

 

3月1週目香港

缶詰類も同様

 

政府関係者から、流通と在庫は安定しているのでパニックになる必要はないとのアナウンスがされている。また一部スーパーでは買占めを防ぐために一定数の販売のみ許可される場所も出てきているようである。

ただ、現在ではまだ全市民への強制検査の日程や詳細はまだ決まっていない。日々状況が変わり、いまだ一部で混乱状態が発生している香港市民だが、早い収束を願うばかりである。

 

 

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