2018年1月10日、新浪によると、クレーンゲームにハマった20代の中国人女性が、1年間で7000体ものぬいぐるみをゲットしたという。
この女性は雅離さんという広東省のフォトグラファー。以前は「クレーンゲームなど取れないように出来ている」と思っていた雅離さんだったが、2016年の下半期に1度プレイしてみたところ「これは運だけじゃなくてテクニックもある」と感じ、すっかり夢中に。取り方を研究し始め、他人のプレイを見るだけでは足りずネット上で攻略法を探しては実際に試してみるという日々が続いた。
機械によってそれぞれコツが異なるとのことだが、弛みない鍛錬によってついに大量の景品をゲットできる腕前を持つに至った雅離さん。獲物を仕留める前に、その位置、遮蔽板の高さを観察し、しかもいくらかお金を費やして爪をベストの状態に調整するのだ。そして、ゲーム機内のぬいぐるみを空っぽにしては袋に詰めて家に持ち帰るのである。
昨年7月には引っ越しをした。大量のぬいぐるみを大きな袋に詰めてエレベーターで運ぼうとしたら、大きすぎてエレベーターに入らない。しかも引越し先にはエレベーターがない。そこで1袋1袋運び出して新居に持っていくという作業が繰り広げられた。幸い新居は塀1枚隔てた隣の建物だったが、それでも全部移動させるのに半月もかかったとのことだ。
かつては他人のプレイを見ていた雅離さんは、今や大勢の人からプレイを見られる立場になった。記念撮影を求められることもあるという。ただ、上には上がいるもので、たった数カ月で数千個の獲物をゲットする「神」もたくさんいるそうだ。「何十万元も投資する人もいるという。私はこれまでに4万元(約69万円)を費やしてきたが、とても楽しんでいる」と雅離さんは語る。
新居ではぬいぐるみ専用ルームを作ったが、すでに満杯。リビングまで占領し始めており、食事も膝を曲げて地面に座って取らざるを得ない状況だ。あまりにも増えてしまったので、現在は地元の生活苦のお年寄りに昼食を提供するため、ぬいぐるみのボランティア販売を行っているそうだ。
(情報源:http://photo.sina.com.cn/newyouth/doc-ifyqrewi3795313.shtml?qq-pf-to=pcqq.c2c)
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