POP MART(ポップマート)は、世界的に熱狂的なファンをもつ、中国のデザイナーズトイ・フィギュアメーカー。2010年の誕生以降、中国をはじめ、韓国やシンガポールといったアジア圏を中心に、イギリス、ニュージーランドなどグローバルにストア展開し、『デザイナーズトイ』という次世代ポップカルチャーを牽引している。
その人気の火付け役となったのが、「ブラインドボックス」のフィギュア。箱を開けるまで中身が分からない『ワクワク感』と様々なアーティストやデザイナーとのコラボレーションモデルなどの限定コレクションといった『魅力的なアイテム』がコレクション魂をくすぐり、大人気となり、2019年には一躍トレンドに躍り出た。
若者だけではなく、「癒し系グッズ」としても幅広い層に愛され、SNSでもオフィスのデスクに並ぶフィギュアコレクションなど多くの写真が投稿される。その人気のすごさは、2020年の「SKULLPANDA ANCIENT CASTLE シリーズ」発売当時、1秒間で60,000個を完売!というデータにも表れている。
大人気のブラインドボックス
(画像提供:株式会社POP MART JAPAN)
ところで、POP MARTは、自社IPを含め、93のIPを運営している(2020年6月末時点)が、中でも「MOLLY(モリー)」、「DIMOO(ディムー)」、「The Monsters(ザモンスターズ)」、「PUCKY(プッキー)」、「SKULLPANDA(スカルパンダ)」という5つがトップIP・5強。中国では新モデルが発売されるたびに話題になるほど、不動の人気を誇っている。
これまでも日本での出店が待ち望まれていたが、ついに2022年7月16日、満を持して1号店「POP MART原宿本店」をオープンした。
日本1号店「POP MART原宿本店」外観
(画像提供:株式会社POP MART JAPAN)
ストアは1F・中2F・2Fの3フロア構成で、POP MARTの世界観を余すことなく演出。原色カラーを基調とした鮮やかなデザインがメインの中国のストアと比べ、日本1号店のデザインやカラーは、スタイリッシュで、ややすっきりした印象を受ける。ただ、ストア内のどこを撮影しても“映え”する写真に仕上がる、乙女心を鷲掴みするフォトジェニックなところは共通している。
「MOLLY X INST INCTOY」フィギュア
(画像提供:株式会社POP MART JAPAN)
例えば、1Fに「MOLLY X INST INCTOY」のフィギュアがディスプレイされているほか、2Fには、クラシックな黒いドレスを装う「SKULLPANDA」のフィギュアが登場するなど、ファンにはたまらない、聖地のようなブースは、思わず写真を撮りたくなる魅力スポットだ。
このPOP MARTの世界観満載のストアが、ポップカルチャーの発信地・原宿から本格的なデザイナーズトイ文化の風を日本に巻き起こしそうな予感。
POP MARTの世界観が広がるストア店内
(画像提供:株式会社POP MART JAPAN)
POP MARTでは、ご当地限定や企業コラボレーションのキャラデザインが入手困難なほど人気になるが、日本のストアでも、昔話や戦国武将シリーズなど日本ならではのご当地限定モデルを発売してほしいと期待するPOP MARTファンも多いはず。
今回、オープンを記念して、中国未発売の限定商品が発売されているというから、ファンのみならずとも要チェック!POP MARTの魅力を体験するのもこれから迎える夏休暇の楽しみの一つになりそうだ。
今後、グローバルブランドとして、日本国内だけではなく、海外からも熱い注目を集める、新たな観光スポットになることが期待されている。
POP MART 原宿本店
住所:東京都渋谷区神宮前6丁目29-3
営業時間:11:00~20:00(年中無休)
TEL:03-6427-2533
株式会社フライメディアは、映像制作を中心に、海外、主に中国、台湾、香港のリサーチ、コーディネーションサービス、ライブ配信サービスをご提供している会社です。
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