12月31日、騰訊網によると、安徽省滁州市の某中学教師がSNSにUPした写真が「実用的な?カンニング防止方法になるのか」とネット民の間で物議を醸している。
シンプルなだけに異様すぎる教室に思わずゾッとする
(出典:騰訊網)
話題となっているのは、某中学教師がSNS上で公開した写真。新聞紙に穴をあけて頭からすっぽりかぶった「新聞紙ハット」で、下を向いた生徒を撮影した教室の光景だ。学校関係者によると、期末試験を目前に控え、厳しいプレッシャーで生徒のストレスが最高潮に達していたため、教師はゲーム感覚で、少しでも生徒のストレスが発散できればと試みたようだと説明。新聞紙を活用する方法は、タイのカンニング防止法としてネットで紹介されていたアイテムを参考にしたと言う。写真を撮った後は生徒に見せ、写真を撮り終えると新聞紙をとって、普通に自習したとも紹介した。
写真が公開されるやいなや、こんな方法でストレスが発散できるのかという疑問の声もあり、非人道的ではないかとの批判もあがる中で、学校関係者は、「事前に教師が生徒と交流して合意の上でのことだ。生徒も乗り気だったので」と説明した。
毎年受験シーズになると、「カンニング」による不正は常に問題となっている。如何にカンニングを防止し、公正に試験を実施できるかが関係者には頭の痛い悩みでもあり、近年はスマホやインターネット機能のついた時計など、デジタルな方法を使った巧妙な手口が目立ち、学校側と攻防を繰り広げる。新聞紙で周りを見えなくするこのアナログ的なカンニング防止アイテムを生徒に使わせている理由が「ストレス発散のために」というだけでは、やや苦しい説明であるが、こうした試験時のプレッシャーは生徒だけではなく、教師を含めた学校関係者も強く感じていることが分かる。
目的だったストレス発散の効果は?(出典:騰訊網)
教師の当初の目的はどうあれ、あまりにもシュールすぎる光景に大きな反響があり、学校関係者のプレッシャーやストレスがさらに大きくなったのではないかと老婆心ながらに思う。
これから受験シーズンを迎える日本においても他人事とは思えない話題だが、願わくは公正な試験が実施され、不正に関する話題を聞かないことを。
(情報源:http://news.qq.com/a/20161231/014054.htm#p=1)
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