9月12日、中国3大ポータルサイト・騰訊のニュースチャンネル「騰訊新聞」によると、不動産物件を購入するため、小銭を麻袋いっぱいに詰めて担いできた老夫婦がいた。
ある日、河南省南陽市の不動産販売所に、一組の老夫婦が、小銭をパンパンに詰め込んだ麻袋を担いでやってきた。
麻袋の中身は、ほとんどが1元札(約15円)と5元札(約77円)。老夫婦がこの麻袋を差し出した際、物件販売員は驚きを隠せなかった。紙幣の大部分はしわが寄っており、よれていたこともあり、紙幣計算機では識別できず、困り果てた販売員は、最終的に数人で手分けし、一枚一枚数えていった。現場は、ロビーのフロアいっぱいに小銭が広げられ、販売員たちがミニスカートで跪き数え、後ろでは保安官が警備にあたるという異様な光景となった。
最終的に、小銭は全部で3万元(約45万9千円)余りあったが、その金額では、頭金を支払うのが精いっぱいである。このお金は、老夫婦が小さな商いで少しずつ貯めたもので、不動産が高騰するのを目の当たりにし、不動産を購入・運用し、老後の暮らしに充てよう考えたのである。
情報によると、市内の不動産は1平方メートルあたり7000元(約10万7千円)余り。販売員は、老夫婦が地道に小銭を貯めてきたことは決して容易なことではないとし、なにか優遇ができないか、上層部に掛け合うとしている。
参考元:http://news.qq.com/a/20160913/005312.htm#p=1
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