先ごろ、浙江省の台州に行ってきました。目的は、中国初めて行われた、映像によって旅行を喚起しようというテーマの映像の祭典「2018・Asia Tourism-Induced Film & TV Art Week(亜洲旅遊影視芸術周)」に参加するためです。
弊社の関連会社にシオンという制作会社があり、弊社を通じ、シオンの作品を出展したことがきっかけで、軽い気持ちで訪れたのですが、予想以上に規模が大きく、その力の入れようにとても驚きました。
この祭典が行われたのは、浙江省の台州でというところで、上海から高速鉄道で約3時間かかります。なぜこの地で行われた今回中国初の祭典がおこなわれたかというと、もともとこの地は古くから映画やテレビのロケーションでよくつかわれていたんだそうです。
今回この祭典には、中国、日本、韓国、フィリピン、ラオス、イラン、アルメニア、キルギス、オーストラリア、マレーシア、カザフスタン、フランス、アメリア、インド、シンガポール、アラブ首長国連邦、イスラエル、ウズベキスタン、トルコ、タイ、モルジブ、ロシア、スペインなど23の国々の1200以上の作品が出典され、審査を経て、134作品が優秀作品として表彰されました。
残念ながら、弊社の作品は惜しくも入選を逃してしまったのですが、日本ではNHKさん、北海道放送さんなど数々の作品も受賞していました。
今回の祭典は、中国テレビ芸術家協会主催で国家をあげてのもの。現地では海外からの参加者には、ボランティアが1人ずつアテンド係として付き、食事から祭典のあれこれ、地元の観光まで、一生懸命お手伝いをしてくれました。
きいたところによると、ボランティアの方々は共産党員の方々で、数日前に召集がかかり、仕事をそっちのけで、駆り出されてきたそうです。
夜には、レッドカーペットが用意され、中国のスターの方が歩き、そして、華やかな表彰セレモニーが行われました。私もはじめてレッドカーペットを歩き、ボードにサインしました。
今回盛大な式典を目の当たりにして、過去中国に留学していたとき、大学でも歌あり、踊りありの盛大な会がよく催されたことを思い出しました。そういえば、中国人はこういった大きなイベントをやるのが昔から好きだったなあと改めて実感したりしました。
中国中央テレビ局のトップのアナウンサー、有名俳優の皆さん方が集った今回の祭典は地元の新聞でも大きく報道され、盛会のうちに幕を閉じました。
会場では、日本の作品に興味を持った方々が制作会社について聞いてくる場面もあり、こういった祭典に参加することで、自社のコンテンツが広がるチャンスがあるかもしれないと手ごたえも感じました。
来年もまた開催されるとの話も伺いましたので、是非機会があれば、皆さんも作品を出品してくださいね!
株式会社フライメディアは、映像制作を中心に、海外、主に中国、台湾、香港のリサーチ、コーディネーションサービスをご提供している会社です。
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