今年のクリスマスは週末にあたり、各レストランやショッピングモールでは、今年最後の掻き入れ時とばかりにイベントやクリスマスセールに気合いが入っていた。上海ではあいにくの雨模様にもかかわらず、街にクリスマスを楽しむ若者があふれていた。
上海のクリスマスプレゼントは「手作り」傾向?!
上海では若者に人気のショッピングモールで、「暖かさ」や「癒し系」を感じるプレゼントのディスプレイが注目を集めていた。もちろん、高級なブランドショップも例年通りの人気ぶりだったが、ジワジワと手作り傾向も増えてきている。ワークショップの店員によると、「自分へのごほうびとして友人と一緒に参加して作っていく女性が多い」とプレゼントを手作りする傾向を語る。特に週末で、時間的な余裕もあるので、1〜2時間で完成するワークショップに参加し、プレゼントをつくるコースが人気だとか。費用が材料込みで100元〜300元(約1800円〜5400円)とお手頃なところも参加しやすい。
オルゴールをカスタマイズするワークショップも女性に人気!
また、パーツをくみあわせるだけのオルゴールのカスタマイズなども子ども連れのファミリー向けとして人気を集めた。こちらはパーツを好きなものにして組み合わせる簡単な作業で子どもでも気軽に参加できる。パーツは約30元(約540円)前後。既製品は300元(約5400円)からあるので、パーツの数によっては既製品を購入したほうがお得だ。でも、好きなパーツを選ぶという過程が購入意欲をくすぐるようで、「既製品よりも自分でパーツを組み合わせるほうが売れている」とはスタッフの声。
雨の中、人気のラインカフェに長蛇の列が!
ちなみに、中国のおもしろいクリスマスプレゼントとして、クリスマス・イヴにリンゴを贈る習慣がある。クリスマス・イヴを中国語で「平(ping)安夜」と言うが、リンゴは「苹(ping)果」であることから、「平安果」として「平安でありますように」という願いを込めてリンゴを贈るようだ。発音が似ている部分があるということで、クリスマス商戦の定番に!
リンゴ自体は普通のリンゴだが、ラッピングや他のプレゼントとセットにして贈るなどしている。ラッピングして、通常よりも高い値段で販売されている。
近年はクリスマスケーキもだいぶ浸透してきたが、まだまだリンゴ人気の勢いも止まらない。
ラッピングされると高級感UP(出典:中国山東網)
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