2016年8月20日、上海浅水湾Qホールで、土屋アンナさんのコンサートが行われました。
このコンサートは、上海バナナカルチャーと弊社が企画し、土屋アンナさんを招聘して行われたもので、1000人を収容できる会場は満席。警察官30名が警備に当たるほどの大盛況となりました。
この企画が立ち上がったのは、年明けてからまもなく。上海バナナカルチャーの中国人のTさんとコミュニケーションする中で生まれてきたものでした。アジアで活躍する実力派アーティストを紹介したいという希望の中で、「NANA」や「下妻物語」で中国でも知名度がある土屋さんの名前が上がりました。
所属事務所へのアプローチ、契約、中国関連機関へのコンサート申請、PR活動などなど、一連の作業を経て、やっとこぎつけた本番。土屋さんがステージに上がって、一曲目が始まった瞬間、私だけでなく、そこにかかわったスタッフ全員が鳥肌の立つほどの素晴らしいステージでした。
実はこれが弊社にとって初のコンサート企画。長年テレビ業界で映像のコーディネーションをやってきて感じたのは、業界は多少違いがあっても、コーディネーションするのはコンサートでも同じということ。どうしたら日本と中国双方のコミュニケーションがうまくいくか、お互いストレスのないように業務が進むかを考え、人と人を丁寧につないでいく作業でした。ただコンサートの場合には、1つ素晴らしい発見が。それは、私たちが作った感動が、その場に集った人々によってもっともっと大きな感動を呼んでいくのが、その場で味わえるということ。ごまかしのきかない、リアルなリアクションを目の当たりにできること、それが映像とは違う醍醐味だと感じました。
こうして様々な形で、日本と中国をつないでいきたい、そんなことを改めて感じた仕事でした。(担当/吉田)