今、上海で平日でも行列のできるステーキ屋がある。清潔感のあるオープンキッチン、目の前で焼かれるお肉、周りに漂うジューシーな香りに人があふれるにぎわいと、そのどれもが食欲をかきたてるのか、瞬く間に消費者の心をつかみ、次々と出店し快進撃を続ける立ち食いステーキ屋「Peter’s Gourmet (彼得家厨房)」だ。
目の前の鉄板で焼かれる肉の香りに思わずよだれが出そう
実際、立ち食いステーキ屋と言っても日本の立ち食いステーキ店をイメージすると少し違うはずだ。どちらかと言うとデパ地下グルメの雰囲気。出店している場所もショッピングモールや百貨店の地下とあって、買い物帰りに購入できる手軽さもうけているようだ。
販売しているのはオージービーフ。草だけを食べて育ったアンガス牛と雑穀飼育の牛と2種類で、部位はサーロイン、テンダーロイン、フィレ、リブアイなどがある。肉の種類により値段は違うが、1人分の平均価格は80元前後(約1500円前後)。焼き加減もレア、ミディアム、ウエルダンとお好みをリクエストできる。
平日でも出来上がりを待つ人で行列ができる人気ぶり
オーダーシステムはいたってシンプルで、店頭にカットされた肉が並んでいるので、希望の部位と重さを伝えればOK。料金は先払いで支払いをすると番号のついたレシートが渡される。後は順番に出来上がりを待てば良いだけだ。
カウンター席もなく、立食用スペースが後方に少しだけ。
食べやすい大きさにカットされたステーキの味付けが塩&コショウとシンプルでも塩はヒマラヤ岩塩、コショウはイタリア黒コショウというこだわりよう。「味が少し薄い気もするけど、肉本来の味が楽しめる」と評判は上々だ。それに何と言っても「高級レストランに行かなくても手軽に味わえる」とネットで書きこみされる価格も人気の秘訣。「新鮮なオージービーフを良心的な価格で提供したい」という店舗側の意図が消費者に上手く伝わっていた。
一つ一つ丁寧に味付けする
行列がまた人を呼ぶこの立ち食いステーキ屋は上海で急速にチェーン展開中だが、一般に入れ替わりが激しいと言われる上海の飲食業界でこの人気がどこまで続くかも注目されている。
Peter’s Gourmet (彼得家厨房)久光百貨店
住所:南京西路1618号久光百貨B1
その他、上海に多数店舗あり
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