6月21日、四川省の地方紙『華西都市報』によると、四川省の濾州市濾県では、毎晩20時よりツバメの群衆が電線に降り立ち、軍隊並みの一糸乱れぬ整列をしていると話題になっている。
等間隔で整列をするツバメの群衆(出典:華西都市報)
20時、数羽のツバメが、四川省濾州市濾県玄灘鎮にある教師通りの電線にやってきた。上空で旋回をしては、ゆっくりと電線に降り立つ。着地する際も、規律正しく、1羽が降りた後、両脇を飛んでいた2羽も着地する。その間隔はほぼ等しい。もし、「横入り」をするツバメがいれば、「チュンチュン」と交流をし、仲間が着地しやすいように、電線上の両脇のツバメが横に移動する。もし、整列順に「不満」がある場合は、また「チュンチュン」と交流し、違う場所に降り立つ。約1時間後、数万羽のツバメが全て電線上に降り立つ。その姿は、まるで訓練を受けた軍兵のようである。
ツバメの群衆は、約半月前にやってきた。その後、雨の日も、風の日も、毎晩20時にやってきては、明け方の5時に去っていくという。現地の住民の話によると、実は13年前にも、同じ場所で、同様の現象が起こっていたという。住民は、「小動物は、洪水や地震など自然災害に敏感で不安だが、2度とも大きな災害は発生していない。俗に、ツバメは辛気臭い所にはやってこないと言われているので、飛んできたことは良いことなのでは?」と述べる。
約200メートルの電線にびっしり!(出典:華西都市報)
四川農業大学で野生動物を専門としている徐懐亮(シュ・フアイリャン)教授によると、このような現象は珍しい事ではなく、街の気温、通風や周辺の水源や食物と関係があり、「1羽が気温等適した場所を見つけると、仲間を連れてくることはよくあること」だという。
参考:
http://wccdaily.scol.com.cn/shtml/hxdsb/20160621/334921.shtml
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