上海は、中国最大の商業都市と評されるが、近年、毎年のように新しいショッピングモールがオープンしている。2021年もコロナ禍下で、様々なショッピングモールが次々とオープンし、話題となった。
いま、上海でホットなスポット「千樹」モール(上海)
中でも建設時からその“風貌”で注目を集めたのが、2021年の12月下旬にオープンした「天安・千樹(1000 TREES)」だ。現地では、山型のショッピングモールとか、「バビロンの空中庭園」と呼ばれている。ちなみに、「バビロンの空中庭園」とは、世界七不思議の建造物の一つで高台につくられた屋上庭園。
まるで美術館のような外観!(上海)
この「天安・千樹」の建築デザインは、世界的に有名なデザイナーであるトーマス・ヘザーウィック(Thomas Heatherwick)氏によるもの。ロンドン五輪の聖火台、上海万博のイギリス館のデザインなどを手がけたことで知られる。
どのアングルからの撮影でも全て「映え写真」に!(上海)
一部で「山型モール」とも呼ばれる所以は、建物自体を山に見立てて、1000本の樹木が植えられているその外観にある。
周辺には高層マンションが立ち並ぶ(上海)
中国の名峰・黄山(中国・安徽省にある景勝地)とバビロンの空中庭園の融合をイメージした設計とされるが、想像を超える斬新なデザインで、一見すると、ショッピングモールなのか、美術館なのか分からないほど“アート”だ。
対岸の遊歩道は全景を眺める絶好のポイント!(上海)
この「天安・千樹」は、上海市の北部を流れる蘇州河の河畔に位置しているが、対岸に高層マンションが立ち並んでいるため、そのコントラストも見どころの一つ。上海でも屈指のアートスポット・M50(中国現代アートの集積地)にも近い。
オープン当日も多くの人が”見物”に来店した(上海)
ところで、ショッピングモール内の各フロアには、若者にも人気のあるアーティスト作品が展示されていて、外観だけではなく、ショッピングモールと美術館が融合したかのような不思議な空間が広がっている。出店している店舗もおしゃれなカフェからインテリアショップ、ファッションブランド、雑貨やスポーツショップにわたり、とりわけ国内でも人気があり、知名度のある話題のショップが集まる。
ショッピングモール内も美術館みたい!(上海)
もちろん、ショッピングモール内だけではなく、外観や周りにもSNS映えするスポットが多く、流行に敏感な若者から周辺に居住する中高年層も訪れる人気の撮影スポットとなっている。
SNS映えする写真としてのいちおしは、やはりライトアップされた“夜景”。暗闇に煌々と光るショッピングモールは幻想的で、そこだけ異世界のように見える。
この「天安・千樹」は、「嵐ちゃんネル」でも絶賛配信中。上海市民を魅了するその外観をぜひ映像でもご覧いただきたい。
天安・千樹(1000 TREES):上海市普陀区莫干山路600号
最寄り駅:地下鉄13号線「江寧路」駅。
株式会社フライメディアは、映像制作を中心に、海外、主に中国、台湾、香港のリサーチ、コーディネーションサービス、ライブ配信サービスをご提供している会社です。
本日御紹介した「上海の空中庭園・千樹モール」関連についてもっと知りたい方、写真の使用をご希望の方は、是非お問い合わせください。