若いころにスペインに移住して家庭を築くも妻を亡くした68歳男性と、浙江省の棚田に住む59歳の未亡人女性。そんな2人のラブストーリーが、中国で話題になっています。
姚南山さんと劉麗娟さん (出典:捜狐)
浙江省の青田県で生まれた男性・姚南山さんは幼いころに両親を亡くしました。36歳で単身スペイン・セビリアに渡ってレストランを経営、商売は軌道に乗り妻と3人の子供に恵まれる幸せな生活を送っていました。しかし、10年前に妻を胃がんで亡くすと、すでに3人の子が独立していたこともあり、故郷に戻って余生を過ごそうかと考えるようになりました。
それが2014年に故郷に数か月間滞在したことで、大きく運命が動き出します。同じ省の雲和県に住む女性・劉麗娟さんを知り合いに紹介されたのです。劉さんは19歳の時に現地に嫁いで来ましたが、2010年に姚さんの妻と同じ胃がんで夫を亡くしたとか。2人は意気投合しますが、セビリアを離れて中国に戻る覚悟が出来ずにいた姚さんでした。
しかし、2015年1月に劉さんが揉め事に巻き込まれてケガをしてしまいます。「悔しい。主人になってくれる男の人すらいないなんて」という劉さんの言葉に、姚さんはついに心を決め「残りの人生の伴侶になる」と劉さんに約束しました。
晴れて一緒になった2人は、雲和県の棚田近くにある古い家をスペイン風の建物に改築、民宿として営業を始めました。商売は上々のようですが、結婚式はまだとのこと。「子どもたちが集まれる時期に、盛大にやる」のだそうです。2人はきっと出会う運命だったのでしょうね。どうぞ末永くお幸せに!
参考:http://mt.sohu.com/20160107/n433732851.shtml
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