最近、中国国内の観光地ではガラス張りの吊り橋や桟道の建設ブームが起きています。雲南省大理市にある蒼山の石門関でも新たにガラス張りの桟道が作られ、1月末には試験的に一般開放される予定です。
新たに作られたガラス張りの桟道(出典:雲南網)
石門関の山肌に沿って設置された桟橋は全長1550メートルで、そのうち80メートルがガラス張りゾーンになっています。地面からの高さは、ちょうどガラス張りゾーンが最大になっていて170メートルとのこと。高さに加えて真下が丸見え……。話に聞くだけで足がすくんでしまいそうです。
まさに断崖絶壁……(出典:雲南網)
このスリル満点な桟道に使われるガラスは、もちろん普通のものではありません。崖の向きや寸法に基づいて作られた形の異なる強化ガラスを使用しており、1平方メートルあたりの耐荷重は6トンという頑丈さです。ガラス張り桟道の「先輩」として有名な湖南省張家界市の桟道と同じ工場で作られたものなのだとか。
美しい風景を眺めるスペースも、ガラス張りです(出典:雲南網)
2月7日から始まる春節(旧正月)大型連休に合わせて試験営業がスタートする大理の新名所、連休中はきっとスリルを求める大勢の観光客で賑わうことでしょう。