先日、番組の撮影で中国陝西省の西安市に行きました。西安と言えば中国古代の諸王朝の都となった長安でもあり、シルクロードの起点でもあります。西安では兵馬俑、大雁塔などの歴史的な遺跡がある以外、グルメもとても有名です。
今回のロケでは西安の名物料理「ビャンビャン麺」を撮影しました。ビャンビャン麺は西安を代表する麺で、陝西の十大不思議のひとつとも言われており、ベルトのような幅広の麺が特徴です。
「ビャン」の字の意味に関して諸説ありますが、平たいことを意味する、またはビャンビャン麵を作る時、麵を打っている音という説が有力です。
(出典:ネット)
近年ビャンビャン麺はネットで話題になっています。その理由は「ビャン」という字の難しさで、今一番よく見る「ビャン」という字は57画のようです。
ビャンは一番画数が多くて複雑な漢字とネットユーザーに言われていますが、新しく作られた漢字のため、辞書には記載されていません。ビャンより画数が多い漢字はありますが、古字または現在もう使われていないなどの理由で、ビャンは現在使われている漢字の中で、一番画数が多くて複雑な漢字だと多くの人に思われています。しかし、現在「ビャン」の文字はビャンビャン麺以外に、他の使用用途はありません。
(ビャンの字を書いてみませんか)
「漢字の画数が多い、見た目がすごい」だけではなく、味もすごく美味しいです。手打ちした厚みがある麵はとてもモチモチして、食感がよく、上にラー油をかけてみると、ピリ辛と香りのバランスも絶妙です。東京都内の中華料理屋でもビャンビャン麵を売っている店があるようです。西安へ行けなくても、日本で是非西安の名物料理を食べてみてください。(フライメディア・カク)
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