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2022.06.23
自動運転先進都市の広州で、完全無人タクシーが道路を走る!

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自動車の自動運転社会の実現に向けて着実に歩みを進めている中国。その中でも一歩先を進んでいる広東省広州市ではいよいよ、車内に運転手が乗っていない「完全無人」の自動運転タクシーのテストがスタートした。

 

■百度Apolloが完全無人タクシーのテストを開始

「完全無人」の自動運転タクシーの営業テストを実施しているのは、中国国内で最も早い時期から自動運転に取り組んでいる「百度Apollo」だ。これまで中国の自動運転産業をリードしてきた「百度Apollo」はこのほど、傘下の自動運転配車サービスアプリ「蘿蔔快跑」を通じて、完全無人運転タクシーの商業化に向けたテストを開始した。

 

■「万が一」のためのドライバーも乗っていない!

これに伴い、広州市内の道路では「蘿蔔快跑」がプリントされ、天井部分に帽子のような形の自動感知デバイスを着けた自動運転車の車列が走行するのを見かけるようになった。そして各車両の中は空っぽで、誰一人乗っていない。何かアクシデントがあった時に手動操作で危険を回避するためのドライバーも乗っていないのだ。それでいて、車両は一般の自動車が走行している複雑な道路環境の中で車線変更や追い越しといった一連のアクションを危なげなくこなすのである。

 

広州市内では昨年7月から「蘿蔔快跑」のサービスが開始しており、市民にとってその車両自体はもはや物珍しいものではなくなっている。しかしこれまでは車内に必ず「安全員」が乗車して万が一の状況に備えていた。「完全無人」化により、安全員が果たしていた役割は自動運転システムと、リモートによる代理運転制御へと引き継がれたのだ。

 

■完全無人運転を支える、3つの柱とは…

「完全無人」タクシーのテストでは、車両単体のインテリジェンス、監視制御の冗長化、並列運転の3つの安全保障体系について確認が行われるという。車両単体のインテリジェンスは、車本体に搭載された地図、測位、環境感知などのセンシングシステム、意思決定システム、そして路車間通信システムによって構成される。監視制御の冗長化では、十分に冗長化した自動運転ハードウェアをベースに、監視制御システムと連携してリスク低減プランを実現。リスクレベルによってブレーキ、停止、路肩への停車などの対策を講じて、衝突を回避する。そして、並列運転では、リモート運転において車両走行環境を再現し、遠隔操作する安全スタッフがまるで実車に乗っているかのように車両の運転状況や環境状況を把握できるようにして、リアルタイムな車両制御能力を実現するのである。

 

■どんどん進んでいく、中国の自動運転への取り組み

日本ではさまざまな規制のハードルを越える必要があり、完全無人のタクシーはもちろん、有人の自動運転タクシーが導入されるのはまだまだ先の話だろう。その点中国は、テスト地域を設けて少しずつ実用化に向けて歩みを進めており、スピード感がある。広州市では現在、いくつかのエリアに分けて段階的に自動運転車両の導入を推進しており、高速道路でのテストに向けた模索も始めているという。

 

(出典:https://finance.sina.com.cn/tech/2022-06-22/doc-imizirau9934467.shtml

 

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