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2019.01.17
4代140年、先祖との「約束」を頑なに守り続ける家族たち

2018年11月22日、中国中央テレビは、先祖の言い伝えを頑なに守り、住民のために渡し船のボランティアを代々続ける湖北省の農村一家のエピソードを紹介した。

 

今年76歳になる万其珍(ワン チージェン)さんは同省建始県大沙河村の村民。地元で23年間にわたり、大沙河の渡し船ボランティアを続けている。万家は祖父の代からこのボランティアを続けており、万さんは3代目だ。

 

(祖父より続く渡し船ボランティアの3代目・万其珍さん 出典:中国中央テレビ)

 

万家が渡し船のボランティアを始めたきっかけは、140年あまり前にまで遡る。万さんの祖父は当時災難から逃れるために大沙河村にやってきたが、地元の住民は親切に一家を受け入れ、手助けしてくれたという。

 

一方、当時の大沙河は水の流れが急で、村民を乗せた筏が転覆する事故が頻発していたという。村に恩を感じていた長江流域育ちの祖父は川の流れや船の知識を生かして船を作り、村民の安全を守ることを決意。家畜の豚を売って資材を手に入れて船を作ると、無償で村民を載せて川を渡る渡船ボランティアを始めた。

 

万さんによれば、祖父は亡くなる前に「一銭も取ってはいかんぞ。万家がある限り、渡船をやめてはいかん」と遺言したという。その教えを万さんの父、そして叔父が受け継ぎ、さらに万さんが引き継いだのである。万さんは「約束を破るわけにはいかない。必要としている人が1人でもいれば、続けていかねば」と強い責任感と使命感を口にした。

 

(村民を乗せて、毎日川を何往復もする 出典:中国中央テレビ)

 

普段は渡船を利用する人は少ないが、毎年10月から春節前にかけての数カ月間は、薪を取りに川を渡る村民が毎日70〜80人いて、1日に何十往復もすることになる。ピーク時には家に帰って昼ごはんを食べられないほどの往復が必要だ。

 

ボランティアゆえに当然渡船での稼ぎはゼロ。この時期は家に残った妻がすべて家事をこなし、万さんは隙間の時間を利用して行う畑作で一家の食料を確保する。時間があれば竹でちりとりを編んで村民に売るが、その収入は微々たるものだ。

 

(万其珍さんの跡を継ぐ、4代目の万芳権さん 出典:中国中央テレビ)

 

それでも先祖との約束を守るべく、黙々とボランティアを続ける万さん。誇らしいと感じているのは、この20年あまりで一度も村民の安全を脅かす事故を起こしておらず、村民から大きな信頼を得ていることだ。

 

加齢に伴い、今では息子の万芳権(ワン ファンチュエン)さんが渡船の手伝いをするようになった。4代目の船頭となる万芳権さんは、利用者が少なくなっているものの「1人でも必要な人がいればやる」と語る。万家の「約束」は、次の代へとしっかり受け継がれているようだ。

 

(情報源:https://news.sina.com.cn/s/2018-11-22/doc-ihpevhck1900397.shtml

 

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