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2023.07.05
日本人は知らない?! 空腹で食べてはいけないフルーツとは

夏本番となった台湾、連日気温が33度を超えうだるような暑さの日が続いている。

前回のブログで「マンゴーが例年にない程の大豊作」とお伝えしたが、同じく日本人から人気の高いライチも今年は大豊作のようだ。

 

ライチの産地として知られている彰化縣芬園郷では、ライチの収穫が去年、一昨年のなんと10倍となり話題を呼んでいる。マンゴーと同じく、豊作が行きすぎる事で価格が崩壊し、農家を悩ませる結果となり、廃棄を視野に入れていたところ農業協会がライチを買い取ることとなった。コロナ前は害虫による不作が問題視されていたライチだが、採れすぎてしまっても困るようだ。

 

年間通して様々なフルーツが楽しめる台湾。旅行の際はぜひ日本ではなかなか食べられない品種のものを思う存分楽しみたいが、実は日本ではあまり聞かれないタブーが幾つかあり、特に空腹時には体に害になりうる事もあるので紹介しよう。

 

まず日本人にも馴染み深い「柿」日本より南にある台湾にも柿の産地があり、縁起の良い果物として台湾人に愛されている。ただ、柿にはポリフェノールの一種であるタンニン酸が含まれており、消化管の痙攣、消化不良や腹痛を引き起こすと言われ、空腹時には食べてはいけないとされている。

 

 次に意外なのが「バナナ」。我々日本人にとっては信じられないが、台湾ではバナナを空腹時に食べると骨に悪いと考える人が多く存在する。ただしこれに関しては全くの根拠がないようで、空腹時に食べることが体にどう影響するかは個人の体格や胃腸の調子によっても変わってくるようだ。バナナに含まれているリン、カリウム、糖分がカルシウムの吸収に影響を与えると言われており、筆者も台湾人から何度も忠告を受けたことがあるが、これはあくまで都市伝説だったようだ。

 

最も気になるのが今年大豊作の「ライチ」。中華圏では「ライチ病」という言葉があるように、空腹で大量のライチを食べると低血糖を起こし、めまい、動悸を起こす人もいるようだ。実際に中国で7歳の子供が気を失ったニュースやインドでは熟してないライチの種にある毒素が更に悪影響となり数名の子供が命を失ったというニュースも報じられている。あくまで貧困層の栄養不足であった子供に起きた案件ではあるが、トロピカルフルーツにあまり慣れていない日本人は情報として知っておく必要があるだろう。

 

日本でも食べられるようになった人気のライチ、空腹時の食べ過ぎには注意!

 

体によいとされる果物だが、あくまで食べすぎず、自分の体調に合った食べ方をするのが無難なようだ。

 

 

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