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2024.03.11
冬のスムーズな高速道路通行を確保する「黒科技」

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春が近づき日差しが暖かい日も増えてきた。一方でまだまだ冬のような寒い日もあり、寒冷地ではなおも大雪が降る。冬は路面の凍結や降雪により交通が大きく乱れることが多い。雪が降らない地域ではちょっとの降雪でも速やかな対応措置がとれず、長時間道路が通行できなくなるケースもある。内陸に位置する中国の陝西省ではさまざまな最新技術を取り入れて、冬の高速道路のスムーズかつ安全な通行確保に取り組んでいる。

 

■路面の雪をすぐに溶かす「保温の鎧」
陝西省楡林市では2月21日に雪が降り、省内を通る高速道路にも白い雪が積もった。しかし一部の区間だけは雪が積もっておらず、はっきりとアスファルトの路面を見ることができた。これは、現地の研究機関や高速道路建設企業などが共同で開発した、アスファルトの表面をコーティングする薄い膜によるものだ。膜はアクティブに雪を溶かす効果を持つ素材が用いられており、これを超薄型マスク技術と組み合わせることで、雪を溶かして凍結を防ぐほか、路面のスリップ防止、騒音低減、自然回復といった機能性を実現。雪の降りやすい場所や橋の上、トンネルの出入り口など路面凍結しやすい場所を中心にこの路面を使用すれば、冬場の人手による除雪のコストを下げられる上、路面の構造や環境へのダメージも防げるという。

 

■スマートな除雪管理プラットフォーム
それでもやはり、強い風と雪の中で可能な限りスムーズな交通を確保するためには人手による管理や作業が欠かせない。寒さに絶えて第一線で奮闘する管理員たちを支えているのが、省内の技術企業が独自に開発した冬季の道路運行管理プラットフォームの緊急対応システムだ。システムは除雪物資の管理やデータ分析、除雪作業管理などのモジュールを備え、物資の効率的な調達や除雪時間の短縮化を実現。路面状況の速やかに回復と、通行の安全確保を強力にサポートしてくれる。

 

■路面状況を詳細にモニタリングする「守り神」
省内の秦嶺山脈北嶺を通る高速道路の大坂は、積雪や路面の凍結で大事故が起こりかねない特に注意が必要な区間だ。そこで、省内企業が開発した最新のレーザーリモートセンシング技術を導入し、路面の温度や積雪深、そして路面の濡れ具合や滑りやすさに関するデータをリアルタイムで測定している。従来の路面状況確認は人手頼みで多大な労力と時間を必要とし、刻々と変化する路面の状況に対応し、速やかなリスク回避措置を取ることが難しかった。それがリモートセンシング技術を含むデジタル安全管理システムを導入したことで、管理員が速やかに緊急対応を行うことができるようになり、事故の防止につながっている。

 

(出典:https://news.hsw.cn/system/2024/0227/1721986.shtml)

 

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