中国全土で2500軒を超えるFamilyMartは、上海でも一番店舗数多い日系コンビニとして、人気商品をいち早く売ることで若者たちの心を掴んでいます。
漢字で「全家」、中国語読みは「チュエン ジア」
去年の夏、売れ切れが続出した人気商品のココナツプリンはすでに定番商品となり、今年の夏だと人気スイーツは各種類のアイスクリームです。
形がかわいい目玉焼きアイスクリームも人気を呼びましたが、大腸菌が検出されたため、もう店頭に並ぶことはないかもしれません。
このたび、去年から上海で注目されてきた超リアルな犬ケーキにちなんで、FamilyMartでは、超リアルな犬アイスクリームを出しました。
ケースの中でちょっと苦しそう?
「きつかったなぁ。開けてくれてありがとう」
後ろ姿もたまらなく可愛い
価格は24.8元(約390円)で、アイスの中では値段が高めですが、茶色のワンちゃんがとても可愛いです。
可愛すぎて、食べてしまうのは惜しいぐらいです!
皆さんに紹介するために、私は少し残酷な気持ちになりつつも、この可愛いワンちゃんを味わってみました。
一口くちに入れると、チョコレートというより、ココアアイスという感じです。手のひらのサイズぐらいで、ひとりで食べきれる分量、味はまあまあでした。濃厚なチョコ味ではないけれど、可愛さで許します。
2004年上海に出店したFamilyMartは、こういった「接地気」な(庶民的で地元のみんなに愛される)商品で、どんどん中国で定着していきました。さすが生存意識が高い企業だなと感心します。
最近、日本企業の中国撤退をよくききます。2012年に開業した上海高島屋も8月25日に閉店するそうです。
全家は、20年間の日本のFamilyMartとのブランド名提携契約をそろそろ終えるそうですが、親日派としては、やはりFamilyMartは中国に残ってほしいと思っています。「加油、全家(がんばれ、ファミマ)!」(フライメディア/ソン)
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