今週も日本と同じく強烈な寒気に見舞われた台湾。台北をはじめ19の県や市に低温警報が出され、例年以上とも言われている寒さが人々を震え上がらせている。年越しカウントダウンイベントで賑わう31日には寒さは若干落ち着きをみせるものの、雨混じりの寒さになるだろうと言われている。

コロナの感染者数も徐々に増え始めているのも気になるところ。

26日の中央流行疫情指揮の会見によると「感染者数の増加が確実に加速している、来年２月には第三波のピークが来るだろう。」とのこと。日本と同じようにインフルエンザの感染者もコロナと並び増え続けているだけあり、今年の冬もなかなか油断できないようだ。

とはいえ、去年、一昨年の状況と比べると感染に気をつけながらも多くの人々が日常生活を送り、各地で大規模なイベントが開催され大勢の人々で賑わっているようだ。

今回は新北市で開催されているクリスマスイルミネーションの様子をレポートしよう。

アナ雪のオラフは台湾でも大人気

毎年恒例となった新北市のクリスマスイルミネーション、新北市政府前の広場をメインに多くの人々が訪れる。今年のクリスマスも数万人の来場客となり、規模の大きさがうかがえる。

市政府大ホールのツリー会場は多くの人が集まった

今年はディズニーやピクサー、スターウォーズなどの人気ブランドとコラボしたツリーやイルミネーションが注目の的となっている。会場には家族連れ以外にも海外からの観光客の姿もあり、ウィズコロナの冬が定着したように見える。

きらびやかなメリーゴーランドは食品メーカー「義美(イーメイ)」によるもの

Monsters, Inc.は子供達に大人気

年々豪華になる新北市のクリスマスイルミネーション。昨今台湾北部では物価や家賃の高さから台北市から新北市に移り住む人が増えている、特に新婚夫婦が家賃の安い郊外に移り住むケースが多く、新北や桃園に住みながら台北の会社に出勤するという人も。

新北市のイベント規模が徐々に大きくなっているの少なからずその影響の現れのようだ。年末のカウントダウン花火も10年前は台北101のカウントダウンがメインのように扱われていたが、ここ何年か新北市の花火イベントが勢いを増し、101への来場客が減りつつある。時代と共に人の流れに変化が起きていると言えるだろう。

新北市のイルミネーションイベントは来年１月５日まで開催。

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