6月18日は、上半期最大とも言えるECのセールイベント『618商戦』の日。約2ヶ月に及ぶ都市封鎖を終えたばかりの上海では、例年より静かな“商戦”になり、購入する商品の傾向にも変化があらわれている。
2022年、618商戦を静かに迎える上海
封鎖期間には、お家で“ご飯をつくること”を余儀なくされたが、これまで、フードデリバリーサービスが充実していて、自分で作らなくても手軽に食事ができていたことで、部屋に鍋はおろか皿や箸すらないといった若者も少なくなかった。そのため、配給品はあっても、調理するための道具もノウハウもなく、「デリバリーできなければ飢え死にしてしまう」という声がSNSでも取り上げられていたほど、食生活における世代間ギャップも話題になった。
お家ご飯が楽しみになるスマート家電・マルチクッカー(上海)
コロナ禍で“お家ごはん”の需要が高まり、食材以外にも関心が寄せられ、小区(住宅団地)のグループチャットやSNS投稿で多かった話題が、『家庭用の小型スマート家電』だ。中でも「煮る・焼く・蒸す・揚げる」など、1台で多機能な自動調理器・マルチクッカー(調理家電)が人気!
手軽に使えるスマート家電は人気上昇中!
『家庭用の小型スマート家電』は、2020年以降、若い世代を中心にジワジワとブームになっていたが、マルチクッカーは、基本的な機能のほかにもアイスクリーム、ヨーグルトや豆乳などレシピが豊富なうえ、手軽に作れるとあって、幅広い層から圧倒的な支持を受けている。
料理が不得意でも、調理方法を知らなくても、様々なレシピに対応しているうえに、ほぼ失敗せずに美味しく仕上がり、効率よくできることで、小区によっては、このマルチクッカーを団体購入するほど、いま、勢いのある『スマート家電』だ。もちろん、すでに定番化しているエアフライヤー(ノンフライヤー)も安定した人気を誇る。
2022年の「618商戦」スタート!(上海)
2022年の「618商戦」では、こうした『スマート家電』の売れ行きにも注目したい。
参考:https://item.jd.com/10053366401188.html
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