香港と言えばジャンク船を思い浮かべる人も多いのではないだろうか。ジャンク船とは三角形の帆が3つついている木造船のこと。古くから貿易が盛んだった香港では、昔から多くのジャンク船が港を行き交っていた。時代の流れと共に消えていったジャンク船だが、今は観光用クルーズとして復活し大活躍をしている。
ビクトリア湾に浮かぶ赤い帆船
高層ビルが立ち並ぶ壮大な景観を持つビクトリア湾。そのビクトリア湾を行き来する昔ながらのジャンク船は、現代と伝統をうまく調和している香港を象徴するかのようなアイコンといえる。
美しい夜景の中に真っ赤に浮かびあがる赤い帆船は、映画の中の古きよき時代の香港へ入り込んでしまったかのようで、人びとを魅了して止まない存在となっている。
このジャンク船は幾つかの会社により運行が、今日ご紹介するのは赤い帆船と白い帆船を保有するアクアルナクルーズである。
白い帆のアクアルナクルーズも神秘的で美しい
日中はリゾート地の一つである香港島・スタンレーまでのクルーズや点心を食べながらのディムサムクルーズを運行しているほか、イブニングクルーズ、シンフォニーオブライツの時間にあわせたクルーズなどを展開している。
ビクトリア湾内を1周する1時間弱のナイトクルーズは、船の周り360度の輝く夜景を見ることができて一番の人気コースであろう。また、帆船はチャーターができるため、各種パーティーや撮影などにもよく利用されている。
すでに暖かい香港では、夜風も心地よさそうだ
香港といえば夜景、そして船上から見る夜景は一生忘れられない景色である。その特別感を更に引き立てて演出してくれるのがジャンク船という存在である。ぜひ一度、体験をしていただきたい。(文/写真 香港コーディネーター 矢島園子)
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