コロナ禍下で、上海でも健康志向が加速しているが、自然と漢方を普段の暮らしに取り入れている現地では、日々の「食」生活で、体に良いことや体質改善をすることに気をつけている。今回は、日本であまりなじみがないが、手軽でかつ美味しく食べられるトロピカルフルーツ・「龍眼(りゅうがん/ロン・イェン)」を紹介する。
「龍眼」は、現地ではとてもポピュラーなトロピカルフルーツだが、ライチに比べると、日本であまりなじみがなく、意外と知らない人も多い。茶褐色の丸い果実で、果肉はやや白みがかった半透明、みずみずしい果汁を含む「龍眼」は、ライチの味を少し淡白にした甘さで、少し独特な味と香りが特徴。果実が2センチほどと小さく、タネが大きいので、食べられる果肉の部分は少ない。ちなみにこのタネが龍の目のように見えるので「龍眼」と呼ばれているのだとか。
現地ではポピュラーなフルーツ「龍眼」(上海)
シーズン(7月〜9月)になると、フレッシュな「龍眼」が店頭に多く並ぶ。フレッシュな「龍眼」もおすすめだが、実は、生のまま食べるだけでなく、乾燥させ、ドライフルーツにしたものもよく使われている。
ドライフルーツにした龍眼は、「龍眼肉(ロン・イェン・ロウ)」或いは「桂圓肉(クイ・ユェン・ロウ)」と呼ばれ、例えば、中華料理ではお粥やデザートスープなどに使われているし、煮出してお茶にするなど使い方もさまざま。
また、ドライフルーツにすると、生薬として薬膳や漢方などでも使われる。普段でも手軽に使え、家庭に常備しておきたい漢方とも言われるほど、その豊富な栄養素や効能(滋養作用が強く、免疫力を高めるなど)が注目されている。
ドライフルーツにした「龍眼」は、現地では、シーズンを問わず、いつでもスーパーなどで簡単に手に入るし、コストパフォーマンスも良い。そのうえ、フレッシュな「龍眼」より、くせがなく、味が凝縮されていて濃厚で、ついつい食べ過ぎてしまうほど、あとを引く美味しさだ。
「龍眼」を使ったデザートドリンク
(デリバリーアプリで購入できる
ドリンク類を編集・上海)
最近では、この「龍眼」がスイーツやデザートドリンクなどにも使われていて、巷のドリンクスタンドやデザート店でもよく見かけるようになった。平均して1日に一杯は必ず飲むというデザートドリンクは、もはや大人女子に欠かせないルーティンで、“どうせ一杯飲むならば”、と漢方としての効能も期待される「龍眼」ドリンクは人気!
ただ、何事にも「度」というものがあり、漢方として使われているとはいえ、一度に大量に食べれば良いというものでもない。それに、それぞれの体質や体調、持病の状態などで、逆効果になることもあるようで、食べ過ぎには注意したい。
日本のスーパーなどでも「龍眼」のドライフルーツを購入できるので、、これから日本でもブームになるかも⁉︎
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